日本マイクロソフトは、教育関係者向けオンラインセミナー「Microsoft Education EXPO 2023 ~これからの教育のかたち~」を、6月30日に開催する。参加費は無料。
この数年間で、教育現場へのICT環境の整備が大きく進展した。一方で、学校でのICT活用の停滞や運用・管理の負担増加など、新たな課題も浮かび上がっている。ポストコロナ期においては、より少ない時間・資源でより多くの価値を実現する教育環境の整備・構築が求められている。
同セミナーでは、ポストコロナ期の新たな学びの在り方と求められる教育環境に関して、同社の教育エキスパートが、AIを含む最新の「Microsoft Education」ソリューションの活用例を交えながら解説していく。加えて、発展的な取り組みをしている学校の教員が登壇し、今すぐに真似できる教育現場での活用例とその方法について詳しく紹介する。
開催日時は6月30日の16時~18時20分(予定)で、Microsoft Teamsを使用して生配信される。参加対象は、教育委員会、学校教員、教育機関関係者、ICT支援員。参加には事前の登録が必要。
なお参加登録特典として、登録者全員に『できる ICT 授業 (Teams for EducationとMicrosoft 365で実現する対話的な学び)』(PDF)の無料ダウンロードURLが送られる。
講演内容は以下の通り。
16時~「GIGAスクールで実現する未来の教育」
- 日本マイクロソフト 執行役員 パブリックセクター事業本部 文教営業統括本部 統括本部長 中井陽子氏
全国各地で進んでいるGIGAスクール構想の事例を振り返りながら、マイクロソフトが考える次のステージについて解説。教員の負荷を抑えつつ、子どもたち一人ひとりにきめ細かなサポートができるような学習環境づくりについて考える。
16時25分~「AIを用いた最新機能 「Learning Accelerators」 で児童生徒の学習成果・意欲を向上」
- 日本マイクロソフト モダンワークビジネス本部 文教ビジネス推進チーム 上本詩織氏
マイクロソフトの教育イベント「Reimagine Education」で発表された「Learning Accelerators」の最新情報を紹介する。「Learning Accelerators」は児童生徒の学習進捗を追跡し、教員にインサイト(気づき)を提供する「Progress」アプリと、AIを用いて学習をリアルタイムでサポートする「Coach」アプリの両輪で児童生徒の学習の成果・意欲を向上させる。
16時45分~「教育現場の負担を軽減 - 最新デバイスの簡単・スピーディーな導入と安全な管理」
- マイクロソフト コーポレーション Microsoft 365 Device GBB 横田幸郎氏
児童生徒にITやAIを活用した新しい学習の機会を提供するために、幅広い用途に対応した端末の導入が進んでいる。しかし端末導入には手間と時間がかかり、大きな負担となっている。セッションでは、簡単かつスピーディーな端末導入を実現し、安全に端末を管理するマイクロソフトの最新テクノロジーとデバイスの活用について、事例を交えて紹介する。
17時5分~「今すぐ使える!AIを用いた音読練習機能と生徒の成長の可視化」
- 足立学園中学校・高等学校 英語科主任 冨岡雅氏
2021年に「Learning Accelerators」に先駆けて公開した、AIを用いた音読練習機能「Reading Progress/Reading Coach」と、児童生徒のデジタルアクティビティや学習データを集計・可視化する「Education Insights」の効果的な活用について、実際の授業・学習での実践方法をわかりやすく紹介する。
17時35分~「【模擬授業】 対話的な学びをいざ実践!『できる ICT 授業』の活用を体験してみよう」
- 渋谷区立千駄谷小学校 主幹教諭 鍋谷正尉氏
冊子『できる ICT 授業』を使って実現できる授業展開とはどのようなものか、実際に効果的な「対話的な学び」を実践する教員が登壇し、ステップバイステップで実践方法や活用に向けたポイントなどを紹介する。
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