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保護者の8割超が教育現場での教員不足を問題視──メタバースやデジタル教材などでの解決を期待【イー・ラーニング研究所調べ】

 イー・ラーニング研究所は、子どもを持つ保護者302名を対象に実施した、「学校と家庭での教育のバランスに関しての調査」の結果を5月29日に発表した。同調査は、4月5日~27日の期間に行われている。

 調査対象者に、学校教育以外で教育費をかける必要があると思うかを尋ねたところ、「必要があると思う」とする回答が約9割を占めた。学校教育以外で教育費をかける「必要があると思う」と答えた人に、その理由を尋ねた質問(複数回答)では、「将来の夢のために必要なスキルを身につけてほしいから」が8割超でもっとも多く、「学校教育では足りないと思うから」が約6割でそれに続いている。

 学校教育以外で教育費をかける「必要はないと思う」と答えた人に、その理由を尋ねたところ(複数回答)、「教育以外にも子どもにお金を使いたいから」が半数超で最多となり、「お金をかける余裕がないから」「適切な教育費のかけ方がわからないから」がそれに続いた。

 学校教育における教員不足の問題について、深刻だと感じるかを尋ねた質問では、「深刻だと感じる」が8割超に達している。また、教員不足が深刻だと答えた保護者のうち、9割近くが早急な対策が必要だと考えていることも明らかになった。

 特に学校で実施してほしい教育としては(複数回答)、「金融教育」が約8割でもっとも多く、「情報リテラシー教育」が約7割で続いている。特に学校で実施してほしい教育を選んだ理由としては(複数回答)、「家庭で教えられる自信がないから」が約6割で最多となり、「児童同士で交流するなどする方が身につくと思うから」が4割超でそれに続いた。

 教師不足の解決策として、どのような取り組みに期待しているかを尋ねたところ(複数回答)、「メタバースなどを活用したオンライン授業の実施」と「タブレットなどデジタル教材の導入」が7割前後で上位を占めている。

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https://edtechzine.jp/article/detail/9440 2023/05/31 06:00

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