国立大学法人10大学(北海道大学、東北大学、筑波大学、東京大学、東京工業大学、大阪大学、名古屋大学、京都大学、広島大学、九州大学)は、各大学の理学部で連携してジェンダーバランスの課題に取り組むことを宣言し、声明を5月25日に発表した。同声明にあわせた取り組みのひとつとして、学生や保護者、高校の教員に理学の魅力を伝えるWebサイト「理学ナビ」を10大学で立ち上げる。
今回の声明は、全国的にどの大学の理学部でも女子学生数の比率が著しく低く、ジェンダーバランスが実現できているとは言い難い状況であることを受けて発表された。
声明のポイントは、以下の2つとなっている。
- 性別や国籍等の属性に関わらず、学びや研究を安心して進められる理学部をつくるために、環境を整備し、学生をサポートする。
- 理学部で学ぶことに対する不安を解消できるよう、理学部での大学生活や卒業後のキャリアパスの情報提供を充実させる。
あわせて立ち上げられるWebサイト「理学ナビ」では、各大学のキャンパスライフに関する情報や、理学部を卒業・修了後のキャリアパス、理学部の魅力を伝える情報の掲載を予定する。
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