Classiは、同社の教育プラットフォーム「Classi」のモバイルアプリ「Classiホーム」において、学校からのお知らせなどの通知見逃しや欠席連絡の煩雑さを解決するため、5つまでの登録アカウントの切り替えをタップで行えるマルチアカウント機能をリリースしたことを、3月22日に発表した。
文部科学省が2022年に行った「令和4年度教育委員会における学校の働き方改革のための取組状況調査」によると、小中高等学校などを設置する都道府県と市区町村の教育委員会の81%が、Webアンケートやモバイルアプリなどを利用して保護者と学校間の連絡を行っている。
連絡方法のデジタル化が進む中、きょうだいそれぞれのアカウントがあったり、保護者が教職にあるため教員用・保護者用のアカウントを使い分けていたりするなど、保護者が1台のスマートフォン内で複数のアカウントを活用するケースが増加している。例えば、2022年末に同社が行ったアンケートでは、約2割の保護者が複数アカウントを所持していると回答した。
このような背景から「別アカウントの通知を見逃してしまう」「別アカウントのID・PWを忘れてしまい欠席連絡が送れない」などの課題が挙がっていた。同社はこれらの課題の背景にある「アカウント切り替えが面倒」「別アカウントに届くお知らせなどが通知されない」という件に着目し、解決を目指した。
これまで「Classiアプリ」で複数アカウントを利用する場合は、各アカウントに届くお知らせの確認や欠席連絡を行うときに、アカウント切り替えのため毎回ログイン・ログアウトを行う必要があった。
今回リリースしたマルチアカウント機能によって、事前に登録されていればタップだけでアカウントの切り替えが可能となり、同時にほかのアカウントにきたお知らせも通知される。学校からのお知らせの確認や忙しい時間帯に行う欠席連絡などがスムーズに行える。
なお、マルチアカウント機能を利用するには「Classiホーム」のバージョン4.0.0以降のダウンロードが必要となる。
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