システックITソリューションは、全国の校務システムを導入している中学校・高等学校の教員を対象に実施した、「校務システムの導入」に関する調査の結果を2月16日に発表した。同調査は、1月17日~18日の期間に行われ、1003名から回答を得ている。
調査対象者に、教員の業務量についてどう思うかを尋ねたところ、「多いと思う」(37.5%)と「どちらかというと多いと思う」(44.2%)を合わせた割合が8割超に達した。
業務がシステム化されてよかったと思うかを尋ねた質問では、「とてもよかった」(32.1%)と「まあよかった」(58.2%)を合わせた割合が9割超を占めている。また、システムを導入してよかったと感じる点としては(複数回答)、「作業時間が減った」(51.6%)がもっとも多く、「アナログ作業が減った」(40.3%)、「作業量が減った」(39.1%)がそれに続いた。
直近5年で、システム化されている業務は増えたと思うかを尋ねたところ、「とてもそう思う」(24.1%)と「まあそう思う」(53.2%)を合わせた割合が7割超に達している。今後、システム化される業務は増えていくと思うかを尋ねた質問では、「とてもそう思う」(42.1%)と「まあそう思う」(49.1%)を合わせた割合が9割超を占めた。
校務システムを導入して感じる課題としては(複数回答)、「使いこなすのが難しい」(45.9%)が最多となり、以下「使いたい機能が揃っていない」(31.2%)、「年度初めの設定に時間がかかる」(28.7%)が続いている。
新たな校務システムの導入を検討しているかを尋ねたところ、「検討している」が36.1%、「よいものがあれば検討したい」が57.7%、「検討していない」が6.2%となった。新たな校務システムを導入する際に、重視するポイントを尋ねた質問では、「学校の仕様に合わせたシステム創りをしてもらえる」(35.1%)がもっとも多く、以下「運用が変わった際にも迅速なカスタマイズ対応がしてもらえる」(20.5%)、「低コストである」(19.2%)が続いている。
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