三菱みらい育成財団は、2023年度における助成案件の募集を2月1日に開始した。応募締切は4月5日の17時。同財団は、未来を担う若者の育成を目指す教育機関などへの助成、およびその成果を広く社会に波及させるための事業を行っており、2020年度から行っている高校、教育事業者、大学などへの助成事業はこれまでに総額約15億円を拠出してきた。2023年度の拠出額は、約9億円を予定している。
募集カテゴリーは、高等学校などが助成対象となる「高等学校などが学校現場で実施する心のエンジンを駆動させるプログラム」、NPO・株式会社他教育事業者、大学などが対象の「教育事業者などが行うより先進的、特徴的、効果的な心のエンジンを駆動させるプログラム」、大学、研究機関、NPO・株式会社他教育事業者などが対象の「卓越した能力を持つ人材を早期に発掘育成する先端・異能発掘・育成プログラム」、大学、NPO・株式会社他教育事業者などが対象の「21世紀型 教養教育プログラム」、大学、研修機関、NPO・株式会社他教育事業者などが対象の「主体的・協働的な学習を実践できる教員養成・指導者育成プログラム」の計5つ。
なお、助成期間は1年間となっているものの、原則3カ年継続される。
同財団は、助成事業だけでなく、実施される各プログラムから生まれる好事例(グッドプラクティス)を助成先の団体間で横展開するとともに、成果発表・定期的なオンライン交流会などを開催し、情報を互いに自由に交換できるようなプラットフォームを構築している。
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