フルノシステムズは、茨城県つくば市教育委員会のICT整備において、同社が提供する無線LANアクセスポイント「ACERA(アセラ)」シリーズが採用されたことを、12月16日に発表した。
つくば市教育委員会では、2000年代中頃から普通教室でも学習用端末を用いた授業を実施できるよう、ICTの汎用的な活用に向けた環境づくりに取り組んできた。現在では児童生徒一人ひとりが1台ずつ端末を所持し、授業で活用できる体制が整っている。市内公立学校の各普通教室や特別教室に「ACERA」を設置し、円滑な通信で授業を進めることが可能になった。
同市は子どもたちの主体性と興味関心の育成に注力している。そのための手段としてICTを先駆的に取り入れ、学習活動に反映してきた。子どもたちがストレスなくICTを使った学びを実施できるよう、スムーズに通信できる無線LANの導入が望まれ、検討を重ねた結果「ACERA」が選定された。
市内合計45校、約750クラスの普通教室と体育館などを含む特別教室にアクセスポイントを設置してネットワークを構築しており、統合的に管理運用する手段が求められた。同社の無線ネットワーク管理システム「UNIFAS(ユニファス)」を導入することで、トータル1000台規模の「ACERA」を集中管理することが可能になった。
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