スタジアムは、同社が提供する高校生向け求人票デジタル共有システム「Handy進路指導室」が、ケーズホールディングスに導入されることを、11月1日に発表した。また、ケーズホールディングスは、高校生の就職活動と就職指導に関わる教員の働き方を支援する「高卒就活DXサポーター」企業となった。
ケーズホールディングスでは、毎年多くの高校生の就職希望者を採用してきた。従来、高校生の採用にあたっては就職協定に基づく「紙」の求人票を介した採用活動が一般的となっており、ケーズホールディングスでも就職を希望する生徒へ紙面上の情報(求人票やパンフレット類)を渡してきた。
しかし、近年の社会のデジタル化の進展に合わせて、スマートフォンやタブレットを介して働く魅力やメリットをさらにわかりやすく届ける必要性が増しつつあることと、進路指導の教員にも負担のかかる求人票の開示業務を軽減していく必要性を感じていた。
そのためケーズホールディングスでは、スタジアムの提供する「Handy進路指導室」を導入し、システムが導入されている全国約400校の高校に対してデジタル化された会社情報をダイレクトに教員と生徒へ届けられるようにした。
就職を希望する生徒は「Handy進路指導室」によってデータ化された求人票をスマートフォン、タブレットなどでいつでも閲覧できる。学外でも求人票を検索・閲覧できるため、保護者と相談しながら就職先を検討することも可能となる。
また高校では、届いた求人票をPDF化し「Handy進路指導室」へアップロードするだけで生徒への求人情報の公開ができるため、従来教員が手作業で行ってきた求人票の整理やデータ入力が軽減され、作業に費やしてきた時間を大幅に削減できる。これにより、生徒一人ひとりに向き合う、本来の就職指導の時間に充てられるようになる。
なお本年度、スタジアムは「高卒就活DXサポーター」の企業と以下の取り組みを実施する予定となっている。
- 紙面上の情報(求人票やパンフレット類)以上のデジタル化された会社情報を学校に提供
- 求人票を学校がデジタル化しやすいデータ形式で学校へ提供
- 各地の学校で実施される高校生向けの就職指導に関連した授業への協力
「Handy進路指導室」を導入した「高卒就活DXサポーター」の企業と協力し、高校生がより広い視野で多くの求人の中から就職先を選択できるよう後押しするほか、教員の作業を軽減して本来すべき仕事に集中できる環境づくりや働き方改革にも貢献していく。
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