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EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

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教育現場でのICT活用事例紹介(高等学校・高等専門学校)(AD)

生徒主体の学習が進む! 英語力に合わせて3段階のレベルを切替可能な「ブリタニカ・オンライン中高生版」

東京女学館高等学校「ブリタニカ・オンライン中高生版」導入事例

情報源の信頼性についてもっと学んでほしい

 授業を行ったブルネリ教諭は、「今の時代は、英語そのものよりも『英語を使って何をするのか』が大事になってきています。英語力はもちろん必要ですが、英語をツールとして活用し、何ができるのかを生徒に理解してほしいと思っています」と話す。

 同校の国際学級では、授業で単に英語を学ぶだけではなく、今回のように模擬国連をテーマにした授業のほか、起業家教育を英語で行うグループワークなどもカリキュラムに含まれている。

国際学級主任のブルネリ教諭。中学2年生と高校1年生の英語のほか、高校3年生の「アドバンスド・ライティング」も担当している
国際学級主任のブルネリ教諭。中学2年生と高校1年生の英語のほか、高校3年生の「アドバンスド・ライティング」も担当している

 ブリタニカ・オンライン中高生版は学習ツールのひとつとして、今回のような調べ学習やグループでの協働学習、さらには部活動でも活用しているという。

 「国際文化部という部活動では、文化祭で発表を行う際に、Britannica Schoolで情報を収集し、ポスターに使う画像データはBritannica IMAGEQUESTを利用しました」(ブルネリ教諭)

 そして「ブリタニカ・オンラインはメディアリテラシーの面でも、信頼できる情報のみ掲載されているため、生徒が安心してさまざまな情報を調べることができます」と、ブルネリ教諭は利点を挙げた。高校1年生は、模擬国連をテーマとした一連の授業において、フェイクニュースについても学ぶ。「近年の生徒たちはスマートフォンを日常的に使う一方で、情報源の信頼性を確認しない傾向にあります。例えば、子どもが書いた個人的な主観のWebサイトを参考にしてしまうこともありました。そこで『まず情報源が信用できるものかどうかを確認する』『その上で、複数のサイトに同様の情報が掲載されているか』といった点を注意するように伝えています」と話した。

生徒主体の学びがどんどん進み、教員の負担軽減にもつながる

 同校では現在、全学年の生徒が1人1台のiPadを所有している。「1人1台のiPad導入前は、事前に予約した上でコンピューター室に行っていましたが、現在は場所や時間を問わず、サッとiPadを取り出し気軽にブリタニカ・オンラインで調べることができるようになりました」という。

 また、毎年高校2年生が行っている校内模擬国連の授業では、海外の模擬国連専門サイトを参照していたため、日本人の生徒には難しい部分もあった。そのため、教員がサポートしなければならない場面も多かったという。「Britannica Schoolは英語力に合わせてレベルを3段階に設定できるので、英語に苦手意識のある生徒でもチャレンジしやすく、生徒主体でどんどん学びを進められるようになりました」と、ブルネリ教諭は話す。

生徒主体の学びが自然に進む
生徒主体の学びが自然に進む

 なお、今回のようなテーマの授業は評価が難しいが、ブルネリ教諭はルーブリックで評価を行い、定期テストの時間には生徒に授業の反省点を英語で書かせている。生徒が自分自身を振り返ることで、より主体的に学ぶ姿勢が育まれていくという。

 ブルネリ教諭は「これまでの校内模擬国連の決議案は多数決になりがちだったため、『協力し合い、解決策を話し合う』という形に変えていきたいです。また、国際学級では毎年高校1年生がボストン研修に行くので、事前の調べ学習に、ブリタニカ・オンラインを最大限に活用していきます」と、今後の目標を語った。

 今回の国際学級の授業では、生徒たちが自分の調べたい項目を意欲的に調べ上げ、iPadを片手にクラスメイトと意見交換している姿が見られた。

iPadは授業に欠かせないものとなっている
iPadは授業に欠かせないものとなっている

 「紙の百科事典には確かな情報が載っていますが、今の高校生はほとんど使いません。一方、インターネットでは手軽に最新の情報を取得できるものの、不確かな情報も多くあります。ブリタニカ・オンラインには、紙の百科事典とネットそれぞれのよさが含まれています」(ブルネリ教諭)

 デジタルネイティブな高校生にとって、ブリタニカ・オンラインは安心して活用できる強力な武器になり得る。情報過多の時代だからこそ、自分の知りたいことについて確実な情報を得られるという体験は、生徒たちの主体的な学びを促す。1人1台の端末と組み合わせるデジタル教材として、ぜひ参考にしていただきたい。

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この記事の著者

相川 いずみ(アイカワ イズミ)

 教育ライター/編集者。パソコン週刊誌の編集を経て、現在はフリーランスとして、プログラミング教育やICT教育、中学受験、スマートトイ、育児などの分野を中心に、取材・執筆を行っている。また、渋谷区こどもテーブル「みらい区」を発足し、地域の子ども達に向けたプログラミング体験教室などを開催している。一児の...

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