アマゾン ウェブサービス ジャパン(以下、AWSジャパン)は6月25日、地域創生実現に向けたデジタル・AI人材育成に関する包括連携協定を、旭川工業高等専門学校および富山高等専門学校と締結した。
この提携により、3者は以下の4つの分野で連携を進める。そして、地域のデジタル・AI人材育成支援を全国規模につなげていく。
1.AIに関する実践的な教育支援
- 「AWS Academy」「AWS Skill Builder」を活用したクラウド技術教育の提供
- 文部科学省による、数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度「MDASH」に関する支援
2.AIに関する教育モデルを全国の高等専門学校へ普及
- 前項目で確立した教育方法やノウハウを、全国の高専に展開するために連携
3.実践的なインターンシップ機会の提供
- AWSの体験ハンズオンイベントなどの実践的な技術体験の提供
- 職業体験プログラムの提供
4.地域創生に向けた共同事業の推進
- 地域のデジタル化プロジェクトへの学生参画
- 産学連携による技術開発・研究の推進
- デジタル社会実現に向けた共同プログラムの展開
同協定に基づく取り組みは2025年度より順次開始し、3年間で100人以上の最新の専門性を有したデジタル人材の育成を目指す。また、育成された人材が地域のデジタル化推進の中核として活躍することを通じ、地域創生への貢献を目指すという。
AIの実践的な教育支援で中核となるAWS Academyは、200を超える日本の大学・高等専門学校、専門学校に採用されているAWSの無償のクラウド学習カリキュラム。また、AWSのデジタルトレーニングサービスであるAWS Skill Builderでは、生成AIに関する学習を無償で利用できるコンテンツを拡張し、実践形式でラボを使いながら進められる「SimuLearn Gen AI Practitioner」をはじめ、99タイトル以上のAI分野の教材を日本語で提供している。
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