すみかは、中高生が社会人にオンライン(Zoom)で気軽に進路相談できる対話支援サービス「canau(かなう)」の正式リリースを、7月19日に発表した。
導入校の生徒は、夏休みの学校課題の一環として「canau」を利用し、オンライン進路相談に取り組むことができる。生徒は「canau」にログイン後、一覧から相談したい相手を選んで進路相談を申請。Zoomリンクが届くと、後日Zoomにて進路相談をすることが可能となる。
「canau」の特徴は以下の通り。
少人数制で双方向に対話ができるキャリア支援
「canau」は、社会人1人に対して最大6人の生徒が参加できる少人数制のサービス。社会人が会社や仕事についてプレゼンし、その後、生徒からの相談に乗る形式で行われる。進路相談を通して、生徒がキャリアについて考え、行動を起こせるようサポートする。
ロボットによる進路相談の自動進行管理
全体のモデレーターやタイムキーパーなどの進行管理は、ロボットが自動で行う。この進行管理により、社会人は生徒の質問を促すことや、生徒との対話に集中することができる。また、進路相談中の録画やチャット制限機能などのリスク管理もロボットが行う。
「canau」独自の研修を受けたサポーター
生徒がより対話しやすい環境を作るため、各企業を代表するサポーター(「canau」で進路相談に乗る大人)は、事前研修でコーチングやファシリテーションを学ぶ。進路相談当日は、ファシリテーターとして円滑な対話ができるよう生徒をサポートする。
現在導入が決まっている企業は、リサイクル、税理士、弁護士、教育、経営戦略などの分野で、サポーターは40人程度を予定している。また、導入校は、札幌龍谷学園高等学校、北陸大谷学園小松大谷高等学校などを予定しており、約400人の生徒が進路相談をする。生徒は、7月21日~8月18日に3人の社会人へ進路相談ができる。
なお、次回のオンライン進路相談は、2022年度冬休みに実施する予定。同社では、引き続き「canau」に参加する企業や学校を募集している。
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