Institution for a Global Societyは、同社が提供する学習コンテンツ「GROW Academy(グローアカデミー)」を、2021年度に導入した全国の小学校・中学校・高等学校を対象に実施した、思考力・表現力・判断力などの成長データに関する調査結果を、4月15日に発表した。また、2022年度の「EdTech導入補助金2022」の申請校も募集しており、一次締切は4月25日となっている。
2021年度は、全国の小中高等学校の120校が、EdTech導入補助金を申請して同社の「GROW Academy」を利用した。
調査結果では、新型コロナ禍などの影響により自学習とオンライン授業で活用した53校のうち、83%が「自学習やオンライン授業の活性化につながった」と回答した。また、思考力・表現力・判断力などの成長データがとれた52校において、79%が資質や能力がポジティブに成長したと答えている。
「GROW Academy」の活用目的としては、2022年度から全国の高等学校で全面実施される「探究」授業などにマッチした「探究学習」がもっとも多かった。
「GROW Academy」を探究学習に活用した教員からは、同教材の効果として、新たに取り組む探究学習の視点の明確化、授業準備の効率化、カリキュラムの改善点の把握、生徒の思考力向上といった回答が寄せられている。
「GROW Academy」は、思考力・表現力・判断力などを育むためのフレームワーク(思考法)を学べる、動画学習コンテンツ。2022年度から全国の高等学校で全面実施される「理数探究」に準拠した、STEAM型教材「起業家シュミレーション」も備えており、教員の負担を軽減しつつ、正解のない問題を解決する力を育める。
同社は、4月15日付で2022年度におけるEdTech導入補助金の対象事業者として採択されており、同社を通じて応募することで補助金交付対象に採択された場合、対象期間中は「GROW Academy」を無償で利用できる。あわせて、補助金を活用して「GROW Academy」を利用したい自治体や学校を募集している。一次締切は4月25日。
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