Indeed Japan(以下、Indeed)は、IT分野のジェンダーギャップの解消を目指す一般社団法人Waffleとともに、IT・テクノロジー分野で活躍する女性の働き方やキャリアの描き方を伝える女子中高生向けのキャリア応援イベントを、3月24日に開催する。参加費は無料。
IT・テクノロジー分野は近年急拡大しているが、OECDが2021年9月に発表した「図表でみる教育2021年版」によると、日本の大学などの高等教育機関においてSTEM分野に占める女子学生の割合は低く、特に工学、製造、建築を専攻した女性は16%とOECD加盟国の中で最も低いことがわかっている。また、2018年に実施したOECD生徒の学習到達度調査「PISA2018」によると、数学・科学分野で上位層の学生においてICT関係の職業に就くことを期待している女子生徒は約3.3%にとどまり、男子生徒の約10%を下回るなど、日本のIT・テクノロジー分野にはジェンダーギャップの課題があることがわかる。
HRテクノロジー分野で事業を展開するIndeedでは、多くの女性従業員がエンジニアリングやプロダクト開発などのIT・テクノロジー分野で活躍している。また、同社には職場の差別や偏見をなくすために従業員が自主的に運営するインクルージョンリソースグループ(IRG)があり、そのうちのひとつである「Women at Indeed」は、職場における女性の活躍を支援する従業員グループとして、Indeed社内外に向けたアドボカシー活動を行うなど、ジェンダーギャップの課題解決に向けたさまざまな取り組みを行っている。
今回実施するキャリア応援イベントには、同社でプロダクトリード、ソフトウェアエンジニア、UXデザイナーとして働く女性3名が登壇し、女子中高生に向けて日々の業務や自身のキャリアについて話す。女性比率の少ないIT・テクノロジー分野において、女性のキャリアを考えるきっかけを提供する。
開催日時は3月24日の11時~12時で、Zoomを使用して行われる。主な参加対象者は、13歳~18歳の中高生で、女性およびからだの性を問わず、女性アイデンティティをもつ人、ノンバイナリー、GENDER NONCONFORMINGなどの人。女子中高生を主な対象としたイベントだが、興味のある人は事前申し込みの上参加が可能。
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