栄光は、同社が運営する進学塾「栄光ゼミナール」が、小学1年生~高校3年生の子どもを持つ保護者を対象に実施した、「小中高生の家庭における入試の情報収集に関する実態調査」の結果を12月2日に発表した。同調査は、10月13日~27日の期間に行われ、446名から回答を得ている。
調査対象者のうち、子どもが中学受験を経験した保護者にメディアやWebサイトからの情報収集を始めた時期を尋ねたところ、情報収集の開始は子どもが小学3年生~5年生の時期に集中しており、中学生の保護者では小学3年生、高校生の保護者では小学5年生がもっとも多く、中学生の保護者の方が早い時期から情報収集を行っていることがわかった。
情報収集の開始時期が「適切だった」と感じている人は67.6%で、小学3年生までに情報収集を始めた家庭では「もう少し遅く始めても問題なかった」という回答もみられたものの、小学5年生の保護者では「もう少し早い時期に始めてもよかった」という回答が急増している。
同じく、子どもが中学受験を経験した保護者に、小学校や塾、知人からの情報収集を開始した時期を尋ねた質問では、メディアやWebサイトからの情報収集と同様に、小学3年生~5年生の時期が最多だった。中学生の保護者では、小学校入学前~小学2年生で情報収集を始めた人も多い。
情報収集を始めた時期については、「適切だった」という回答が72.9%に達している。
子どもが中学受験を経験した保護者に、中学校のイベントや進学フェアなどからの情報収集を開始した時期を尋ねたところ、情報収集の開始時期は小学4~6年生に集中しており、とりわけ小学5年生での開始がもっとも多かった。中学生の保護者と高校生の保護者では、小学4年生で始めた割合に約15ポイントの差がある。
情報収集を始めた時期については、「適切だった」という回答が約7割を占めた。
中学受験、高校受験、大学受験を予定している家庭に対して、今後予定している受験に関する情報収集のうち、メディアやWebサイトからの情報収集について、具体的に活用しているメディアやWebサイトを尋ねた質問では、中学受験・高校受験を予定している家庭では、進学を視野に入れている「中学や高校のホームページ」が最多となっている。一方、大学受験を予定している家庭では、「受験情報サイト・教育情報サイト」がもっとも多い。また、中学受験を予定している家庭では、高校受験や大学受験を予定している家庭と比較して、「雑誌」や「書籍」からの情報収集も多かった。
同じく、中学受験、高校受験、大学受験を予定している家庭に、在学している学校や塾、知人からの受験に関する情報収集について、活用している情報を尋ねたところ、「通っている塾からの情報」が最多だった。なかでも中学受験、高校受験を予定している家庭では9割超、大学受験を予定している家庭では7割となっている。また、「在学している学校からの情報」の活用は、中学受験を予定している家庭では3.2%、大学受験を予定している家庭では64.8%となっている。
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