IchigoJamの箱、「変数」を使ってかぞえよう
人は子どものころは、数をかぞえる時に指を使います。しかし成長したら指を折らなくてもかぞえられるようになりますね。それはなぜかと言うと、頭の中に数字を覚えておく「箱」があるからです。
数をかぞえるということは足し算で1を足し続けることの繰り返しです。なので、1を足す前の元の数字と、足した後の数字を、両方頭に入れておく必要があります。これはIchigoJamでも同じことが言えます。
数をかぞえる時は、IchigoJamの中にも箱を用意する必要があります。これをIchigoJamでは「変数」と呼びます。変数の中には、数字(数値)だけでなく文字もしまっておくことができます。
例えば、Aという箱、変数Aに1をしまっておきたい場合、次のように実行します。
内容を確認するにはPRINT命令で確認できます。
また、ずっと数をかぞえ続けるには、次のプログラムを入力してみましょう。
実行してみると、どうでしょうか? 数字が1つずつ増えていくかと思います。
IchigoJamの限界値
IchigoJamが扱える数字の範囲は、マイナス32768から32767です。これを超えると正常な値を返しません。
ですので、数字が増え続けても「32767」の次には「-32768」と表示されるはずです。これを「オーバーフロー」と呼びますが、今は覚えなくても結構です。
10番目をA=30000に変更してプログラムを実行するとオーバーフローする瞬間を簡単に見ることができます。
IchigoJamの変数は、これ以上かぞえることはできません。