順天堂大学は、基幹キャンパスである本郷・お茶の水キャンパスの新型コロナウイルス感染拡大防止策を強化するため、体温検知とAIによる顔認証が同時にできる機能を兼ね備えたセキュリティゲートの導入を、4月23日に発表した。
同大学は、2020年から十分な感染対策を講じた上で、対面授業とオンライン授業を併用する形で実施し、本年度の授業も同様の形式で行っている。
この度、医学部等における実習などの対面で行う授業の実施回数が減少することにより、学生の学修活動に影響が及ぶことを防ぐため、新型コロナウイルス感染対策の強化策として、国内大学で初めてとなる体温検知・AI顔認証機能を備えたセキュリティゲートを、本郷・お茶の水キャンパスのセンチュリータワーに導入した。
セキュリティゲートには、2020年8月に導入した「SenseThunder-Mini(センス・サンダー・ミニ)」を標準搭載しており、赤外線カメラにより、マスクや眼鏡を外すことなく、入館時の学生、教職員の体温検知を瞬時に検知する。また、新型コロナウイルス感染症対策と合わせ、人事データと連携したAIによる顔認証機能を併用することで、さらなる防犯セキュリティの向上も実現した。
設置台数は合計7台で、うち2台は車いすやサイズの大きい台車も通行できる幅となっている。
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