栄光は、同社が運営する進学塾「栄光ゼミナール」が、小学1年生~高校3年生の子どもを持つ保護者を対象に実施した、小中高生のオンライン学習に関する調査の結果を3月16日に発表した。同調査は、2月10日~24日の期間に行われ、667名から回答を得ている。
調査対象者に、現在自身の子どもがオンライン学習を行っているかを尋ねたところ、小学生の38.0%、中高生の54.7%が、オンライン学習をしていると回答した。
現在、子どもがオンライン学習を行っていると回答した保護者に、オンライン学習に取り組み始めた時期を尋ねた質問では、小学生の71.8%、中高生の73.9%が「新型コロナウイルス感染症の感染拡大後」にオンライン学習を始めたと答えている。
同じく現在、子どもがオンライン学習を行っていると回答した保護者に、子どもが使っているオンライン学習ツール尋ねたところ、「オンラインライブ授業や映像授業」がもっとも多く、小学生では58.8%、中高生では77.8%に達した。
現在、子どもがオンライン学習を行っていると回答した保護者に、子どもがオンライン学習を始めたきっかけを尋ねた質問では、小学生は「新型コロナウイルス感染拡大による休校」(35.9%)、中高生は「学校がオンライン学習を導入した」(54.0%)が最多となっている。
現在、子どもがオンライン学習を行っていると回答した保護者に、家庭でオンライン学習に取り組む際のルールを決めているかを尋ねたところ、ルールを決めている家庭は35.5%で、具体的なルールの内容としては、「学習アプリであっても、保護者に無断でダウンロードしない」が半数を超え、ほかにも「年齢制限などにより利用範囲の設定をする」「利用する時間帯の制限」といった回答が寄せられた。
保護者自身が、職場でのeラーニングなど、これまでオンライン学習を経験したことがあるかを尋ねた質問では、経験があるという回答は48.6%に達しており、オンライン学習を経験している保護者の方が、そうでない保護者よりも、子どもへオンライン学習を勧めたことがある割合が高いことが明らかになっている。
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