東京学芸大学次世代教育研究推進機構(以下、NGE)は、コンピテンシー(資質・能力)の育成をテーマに、第4回Webシンポジウム「生徒の描く未来の教育と先生の描く未来の教育をつなげよう―ワークショップと成果報告から考える授業のイノベーション―」を開催する。本シンポジウムは、2月27日に開催するオンライン配信の「ジョイントワークショップ」と、2月13日~3月6日にオンデマンド配信を行う「成果報告セッション」で構成される。参加費はいずれも無料。
NGEでは2015年度より、コンピテンシーの構成要素や、育成の考え方と実際、育成における教科横断の視点とカリキュラム・マネジメント、授業動画配信システム21CoDOMoSを活用した教員研修と教員養成、新たな評価法の提案、関連概念であるエージェンシーの様相など、包括的な視点からコンピテンシーの探求を推進してきた。
本シンポジウムでは、これまでの研究成果を多くの人々と共有し、これからの教育について対話・提言する場を提供する。
ジョイントワークショップ
Zoomで配信される「ジョイントワークショップ」は、東京学芸大学と経済協力開発機構、グローカルイノベーションスクールリサーチネットの共催で、「ニューノーマルの到来と『コンピテンシーを育成する教師への成長』とは?」をテーマに行われる。これからの「教師」のあり方について、47都道府県から参加した1000人の生徒・学生・教員・教育関係者が100の小グループに分かれ、グループ対話を通して一緒に考え、つながり、提言していくことを目的としている。
開催日時は2月27日の15時~18時。対象者は、47都道府県の、幼稚園・小学校・中学校・高等学校・特別支援学校の教員、教育行政職員、教育研究者、中学生、高校生、大学生、大学院生。定員は1000名で、専用フォームから事前申し込みが必要。
成果報告セッション
「成果報告セッション」では、「コンピテンシー(資質・能力)を育む授業とは?」をテーマに、コンピテンシーの育成に関する広範な知見(背景・授業実践の手立て・授業への導入事例・育成授業の検索システム・授業映像配信システム21CoDOMoSを活用した研修・エージェンシーの考え方・コンピテンシー評価など)について、その概念や考え方、授業実践、研究成果などの紹介映像をオンデマンドで配信する。
配信期間は2月13日~3月6日で、利用登録により配信期間中は何度でも視聴できる。利用開始は2月1日を予定している。
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