PwC Japanグループは、みんなのコードとパートナーシップを締結し、「未来のしごと」をテーマとした中学生向けのオンライン出張授業を開始することを、12月1日に発表した。
本プログラムは、PwCグローバルネットワークが取り組む「New world. New skills. 新たな世界。新たなスキル。」の一環として実施するもの。急速なテクノロジーの進化に伴い、AIやロボティクスによって多くの仕事が失われるといった予測が広がる中で、中学生がテクノロジーを活用した明るい未来を描き、「働くこと」の本質を考え、デジタル社会において未来志向の職業観を醸成することを目的としている。
新型コロナウイルス感染症の影響で、移動や接触に制限がかかる中、PwC Japanはこれまで多くの学校が対面で行っていた職業体験プログラムをデジタル授業として展開し、新たな学びの機会を提供する。同社が有する多様な産業についての先見性と、デジタルの知見を生かしたプログラムとなっている。
授業では、デザイン思考、テクノロジー、組織・人事変革を専門領域とする同社のプロフェッショナルが講師・ファシリテーターを務め、各業界・各職業の最前線で起こっているDX(デジタルトランスフォーメーション)による変化を伝えていく。自由な発想を促すデザイン思考に基づいて設計されたワークショップを体験することで、生徒たちがそれぞれ関心のある職業の未来像を創り上げ、テクノロジーが仕事にもたらす可能性と求められるスキルを考える機会を提供する。授業を通じて生徒たちのデジタル社会への理解を深めるとともに、創造力や発想力、コミュニケーション力といった非認知スキルの向上を目指す。
プログラムの第1弾として、岩美町立岩美中学校(鳥取県岩美郡岩美町)に向けた授業が開催され、2021年2月に第2弾をさいたま市立本太中学校(埼玉県さいたま市浦和区)で実施する予定。
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