大日本印刷(以下、DNP)は、学習履歴に基づいた個別最適化学習用のデジタル教材を提供するLibry(リブリー)および学研プラスと連携することを、11月2日に発表した。具体的には「DNP学びのプラットフォーム リアテンダント」(以下、リアテンダント)と、両社のデジタルドリルを連携させ、個別の課題にあわせたドリルの出題が実現する。
DNPは「リアテンダント」により、児童生徒の個別の課題を抽出することで、教員の働き方改革や個別最適化された学習の推進を支援してきた。今回、文部科学省が推進を強化する「GIGAスクール構想」に対応し、「リアテンダント」で採点処理されたテスト結果の分析から、児童生徒の個別の課題にあわせたデジタルドリルの問題をタブレット端末上でシームレスに出題するサービスを開始する。
「リアテンダント」と連携するデジタルドリルは、小学校1年生から中学校3年生までを対象とした学研プラスの教材「ニューコース学習システム」と、学習履歴を蓄積・活用でき、教員向け管理ツールも用意されている「Libry」の2つ。
今回の連携により、「リアテンダント」が提供する紙のテスト分析機能と2社のGIGA向けドリルを融合させ、一貫して指導までつなげることで、「指導と評価の一体化」による個にあわせた学びの提供が可能となる。また、デジタル採点機能などにより、教員の働き方改革の実現を目指す。
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