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幼児教育にもICTを! タブレット教材「KitS」を品川区立の保育園全43園が導入、公立園では全国初

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2020/11/19 07:00

 スマートエデュケーションが開発・提供する園児向けのICT教育カリキュラム「KitS(きっつ)」は、これまで多くの私立幼稚園・保育園に導入されてきた。そしてこの度、同社の所在地でもある東京都品川区の公立保育園全43園に一括導入が決定し、10月より本格運用が開始。公立園で正式採用になったのは全国でも今回が初めての例となる。11月2日にはメディア向けに懇談会が開催され、同社 代表取締役 池谷大吾氏と品川区 子ども未来部 保育課長 立木征泰氏、同区 地域振興部 商業・ものづくり課長 遠藤孝一氏らが、導入の経緯や現在の活用状況を踏まえながら意見を交わした。

写真左より、品川区 地域振興部 商業・ものづくり課長 遠藤孝一氏、株式会社スマートエデュケーション 代表取締役 池谷大吾氏、品川区 子ども未来部 保育課長 立木征泰氏
写真左より、品川区 地域振興部 商業・ものづくり課長 遠藤孝一氏、株式会社スマートエデュケーション 代表取締役 池谷大吾氏、品川区 子ども未来部 保育課長 立木征泰氏

タブレットだけで完結しない、アナログと組み合わせた幼児向けICT教材

 「KitS」には約15種類のiPadアプリを中心に、「創造力」「チームワーク力」「ICT活用力」を育むたくさんの教材が用意されている。iPad上だけでなく、紙の上でのお絵かきや工作、クラスのみんなの前で発表するプレゼンテーションなどを組み合わせたカリキュラムが特徴だ。

 アプリの1つ「アートポン!」では、紙に描いた子どもたちの絵をiPadで撮影して取り込み、描いた生き物の絵が大きな画面上の水槽の中を動き回る。そして自分の作品についてそれぞれプレゼンテーションを行い、発表する力を身に付けたり、友だちの作品の良さを見つけたりすることができるというものだ。子どもたちは、タブレットがYouTubeやゲームのためだけではなく、「自分で作品をつくれる」道具であることに気づいていく。

「アートポン!」のデモの様子
「アートポン!」のデモの様子

 今回、「KitS」が品川区立保育園での採用に至ったのは、平成30年度の「品川区社会貢献支援製品事業」に認定されたことがきっかけだ。この制度は区内の中小企業の優れた自社技術・製品・サービスで社会貢献に寄与しているものを、区や企業等への試供・導入などを積極的に行い、その先の販路拡大につなげることを目的としている。「KitS」も認定後、2019年2月から区立保育園・幼稚園向けに試験導入され、今年度から本格的に導入された。

 懇談会の冒頭、同社の池谷氏は「幼児教育でICTを用いるとなると、視力の低下や電磁波の影響についての誤解に基づく不安があり、私立の幼稚園・保育園でも検討いただくことが難しかった。今回は制度への認定だけでなく、全区立保育園で導入いただき非常にありがたく思う」とあいさつした。


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