ネクストビートは、子育て世帯を対象に実施した家庭でのプログラミング教育に関するアンケート調査の結果を、9月14日に発表した。
同調査は、同社が運営する子育て情報メディア「KIDSNA」のサイト訪問者およびSNS閲覧者を対象に、8月7日~14日の期間に行われ、76名から有効回答を得ている。
調査対象者に、家庭でプログラミング教育を実施しているかを尋ねたところ、「実施していない」(46.1%)、「必要性は感じているが実施していない」(43.4%)と、子育て世帯の約9割が家庭でのプログラミング教育を実施していないことがわかった。
「その他」の回答には、「無料のプログラミング講座のイベントには何度か参加したことがある」「まだ1歳なので実施していないが、何かしらの形で取り組ませたいとは思っている」といった意見が含まれる。
家庭でのプログラミング教育を実施していない理由としては、「何から始めてよいかわからない。また、プログラミング教室が思ったより高価で、もう少し大きくなってからでもいいかもしれないと躊躇している」「興味はあるが、いつから実施すればいいかわからない」「プログラミングに関する教材はあるが、親が学習内容についてフォローできず、積極的に取り組ませることができていない」といった意見が寄せられている。
家庭でプログラミング教育を「実施している」と答えた人に、何歳からプログラミング教育を実施しているかを尋ねた質問では、「3歳」と「7~10歳」からプログラミング教育を開始している家庭がもっとも多く、「0歳」「5歳」がそれに続いた。乳幼児からプログラミング教育を行っている家庭もあることが明らかになっている。
プログラミング教育がなぜ必要だと感じるかについては、「構造的に物事を捉えることができるようになるから」「昔よく言われた『読み書きそろばん』が世間の潮流として『読み書きプログラミング』という位置づけに変化してきているため」「論理的思考力を身につけるとともに、AIネイティブ世代となる子どもたちには、プログラミングに早い段階で触れることで、苦手意識などを持たず、将来、幅広い分野での活躍の可能性を与えることができると思うから」といった意見が寄せられた。
家庭でのプログラミング教育を、どのような形で実施しているかを尋ねた質問では、「教材などを使用した家庭学習をしている」がもっとも多く、「塾やスクールに通っている」がそれに続いている。
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