イーオンは、愛媛県教育委員会が公募する、英検3級取得を目指す公立中学校の生徒を対象としたオンラインによる英語学習講座実施事業「令和2年度英語力向上講座業務委託」を受託したことを、8月18日に発表した。公立中学校において、イーオン英語教師が生徒へのオンライン英語レッスンを行うのは、初の取り組みとなる。
同社では、2021年度から始まる中学校英語授業のコミュニケーション全般の英語化に備え、英語教育指導の強化を図る愛媛県教育委員会から、過去3年間(平成29、30年、令和元年)にわたり、公立中学校英語教員が対象の「英語コミュニケーション能力ボトムアップ事業」における「英語力向上講座」を受託している。これまでに延べ236人の教員を対象に英語研修を実施し、クラスルームイングリッシュを用いた指導力や英語力のさらなる向上に協力してきた。
今回同社が受託した英検3級取得を目指す中学生向けオンライン英語学習は、英語教員指導強化に続いて、愛媛県が英語教育の充実化の一環として取り組むもの。
本オンライン英語学習は、英検受験に対し受験料の補助を実施する愛媛県内の市町(学校組合)教育委員会が所管する中学校全51校に在籍する中学生のうち、令和2年度中に英検3級を受験予定の生徒約1000人(想定)を対象に行う。
授業は、放課後16時15分~45分を1講座(30分)とした全5講座のオンライン授業で、受講者の理解・定着を図るため、同じ配信内容を2回ずつ受講することを基本(生徒1名あたり全5講座×2回受講)とする。4技能(聞く・読む・話す・書く)の指導ならびに学習意欲を引き出すことに定評のある教師2名が担当講師として、9月8日~11月6日にオンライン授業を受け持ち、生徒は各学校の教室で受講する。
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