エクサキッズ実行委員会は、 8月10日に、小・中学生を対象とした国内最大規模のIT競技大会「エクサキッズ2019」を福岡国際会議場で開催した。
本イベントは2度目の開催で、福岡を拠点とするプログラミング教室やIT・教育関係者、有志のメンバーが「これからのIT教育を考える」という共通理念のもとで企画されたもの。入場は無料(一部有料体験ブースあり)で、運営費用は企業・個人からの協賛やクラウドファンディングによる支援でまかない、実行委員は有志の約60人のメンバーで構成。本番当日は高校生・大学生を含むボランティアスタッフ等の約150人の協力によって実現した。
来場者は約1500人で、会場はIT関係者や教育関係者、コンテストの参加者や夏休みの家族連れでにぎわった。
メインコンテンツのひとつである「ITキッズコンテスト」のエントリー作品は140を越え、当日はファイナリスト23名がプレゼンテーションを発表し、厳正な審査が行われた。令和をテーマとした本コンテストでは、これからの時代を真剣に考えた作品が並び、多様性に富んだプレゼンテーションが繰り広げられた。 受賞者には賞状・トロフィーとともに、協賛企業からパソコンやVRデバイスの「Oculus Quest」などの賞品が贈られた。
そのほか、ドローンを使って制限内にゴールを目指す「ドローンレース」、ロボットを正しく線に沿って走らせ、相手とぶつかった際にどう突破するか試行錯誤する「ロボット相撲」、プロゲーマーのミリンケーキ選手とスプラトゥーン2で共闘した「ゲームトーナメント」、ネットワークの知識やインターネットセキュリティなど、 ITに関するクイズを解いて点数を競い合う「セキュリティコンテスト」の5つの競技種目が実施された。
さらに、角川ドワンゴが運営する「N高等学校」の案内ブースや、 iPadでプログラミングができる「Springin’」、バーチャルYouTuberが体験できる「VOVOLA」、自作できる電子楽器「littleBits」、 ロボットボクシングといった12のIT体験ブースも用意された。
メインステージでは、プログラミング教室長によるこれからのIT社会に必要な教育を考える対談や、10代の子どもたちによるデジタルネイティブトークセッションなどが行われた。
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