LINEは、神奈川県警察と共同で実施した「ネット利用に起因した非行・被害児童等のネット利用実態把握を目的とした調査」の結果をまとめた報告書を、8月8日に公開した。
「ネット利用に起因した非行・被害児童等のネット利用実態把握を目的とした調査」は、2018年(平成30年)9月~2019年1月の期間に、神奈川県警察にてネット利用に起因して補導などをした未成年(18歳以下)46名を対象に実施している。
同調査を通じて、対象となる児童などは学校への安心度・担任への信頼度・家庭への安心度が低く、学校内に友だちが少ないがネット経由で知り合った友だちが多い傾向にあることがわかった。
また、フィルタリングの設置割合が少なく、知らない人からのメッセージを受信する頻度が高い一方で、法的理解度やネット利用への安全意識が低く、加害経験の頻度が高い傾向にあることが明らかになっている。
LINEは、これらの調査結果を踏まえて、神奈川県警察や神奈川県教育委員会とともに、児童・生徒のネット利用実態の推移やリスクの変化を分析・把握していくとともに、サイバー犯罪教室や学校現場で活用できる情報モラル教育教材の開発といった、児童・生徒の適切なネット利用および非行・被害などの防止につながる施策を展開していく。
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