角川ドワンゴ学園 N高等学校(N高)は、プロジェクト型学習「N高マイプロジェクト」を、4月からネットコースを含む全国のN高生を対象に実施する。
「N高マイプロジェクト」は、2017年(平成29年)4月の通学コース開校時から実施している、地域や身の回りの課題、および自身が気になることをテーマに自らプロジェクトを立ち上げ、その課題解決に取り組む長期学習プロジェクト。
2019年度はネットコース生にも対象を拡大し、4月15日に希望者の受け付けを開始する。5月に対象者を決定し、プロジェクトの進め方やプレゼンテーションの見せ方などを1から学べる講義や、主体的に取り組む環境を整えていく。
また、2018年度(平成30年度)に行ったネットコース生での試みの中で、直接顔を合わせない中でのメンタリングの難しさと、大勢の前での実践的なプレゼンテーション練習の機会不足といった課題が見えてきたことや、プロジェクトを進める上でメンター以外の存在、学外の人間など、いわゆる「ナナメの関係」が構築できるとうまく進めやすいといった成果が見えてきたことから、今後は「N高マイプロジェクト」を開始時より支援しているNPO法人カタリバが主催する外部イベントを積極的に活用することも考えている。
N高は、“ネットの高校”として培ってきた経験を活かして、ネットコース・通学コースに関わらず、すべてのN高生へ実践的な課題解決力を鍛えるPBLを提供し、自身のやりたいことを自身の手で実現可能な力を育んでいき、2019年度の施策を踏まえ、来年度以降もさらにより多くの生徒にPBLを提供できるよう挑戦していく。
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