ナイスモバイルは、電子黒板のMAXHUB「All in One Meeting Board V6 CF」シリーズ(ミーティングボード)について、営業活動で使用していたデモ機をメンテナンスし、2024年11月より全国の小学校から大学までと、教育委員会などの教育機関に計100台を寄贈した。その後、同製品の寄贈先を対象にアンケート調査を実施し、その結果を2025年12月25日に発表した。
同調査は、ミーティングボードの設置から3か月後の活用状況やGIGAスクール構想の現状の把握を目的としている。調査時期は2025年3月31日〜10月27日で、71件の回答を得ている。
調査対象の教育機関に、ミーティングボードの使用によって授業環境がよくなったかを尋ねたところ、「環境が改善した」という回答が62%を占めた。

教育ICTを活用した、先進的な取り組みを行いたいかという質問では、「行いたい」とする回答が68%に達している。

大学や企業とオンラインで連携して、学びの機会を広げる取り組みに興味があるかを尋ねたところ、「興味がある」とする回答が62%を占めた。

オンライン会議を少しでも実施しているかという質問では、「実施している」とする回答が66%に達している。

オンライン会議を「実施している」と答えた教育機関に、オンライン会議において困っていることを尋ねたところ(複数回答)、「準備や片付けに時間がかかる」(30%)、「カメラ・マイク・スピーカーの性能に課題がある」(18%)といった回答が上位を占めた。

オンライン授業を少しでも実施しているかという質問では、「実施している」が55%に達している。

オンライン授業を「実施している」と答えた教育機関に、オンライン授業において困っていることを尋ねたところ(複数回答)、オンライン会議と同様に「準備や片付けに時間がかかる」(28%)、「カメラ・マイク・スピーカーの性能に課題がある」(21%)といった回答が上位を占めた。

普通教室で使用している大型提示装置(電子黒板、パソコンなどの画面に表示した資料や写真などを投影するモニターやプロジェクターが含まれる)の種類についての質問では、「プロジェクター」や「ディスプレイ」(いずれも39%)が多く導入されていることが明らかになっている。

特別教室(理科室・音楽室・図工室など)で使用している、大型提示装置の種類を尋ねたところ、普通教室と同様に「ディスプレイ」(41%)や「プロジェクター」(32%)が上位を占めた。

現在使用している大型提示装置に関する課題を尋ねたところ(複数回答)、「スタンドや設置場所の制約で移動ができない」(29%)という回答がもっとも多い。「画面サイズや解像度が授業に適していない」(25%)、「外付け機器の故障が多い」(17%)がそれに続いている。

なお、同社によるミーティングボードの寄贈には、NEXT GIGA移行期に顕在化する教育現場の課題が背景にある。教育現場では「大型提示装置は整備されているが、十分に活用されていない」「機器ごとに操作や接続方法が異なり、授業準備や切り替えが負担になっている」「予算や調達条件の制約から、現場ニーズと合致しない機器が導入されている」などの課題が多いという。さらに、大型提示装置などの利活用の質そのものが問われる局面を迎えている。こうした状況を踏まえ、教員などの運用負荷を軽減してより実践的で効果的な教育の活用につなげたい、日本の教育をさらに発展させたいという想いから、今回の寄贈が実施された。
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