みんがくは、同社の提供する教育プラットフォーム「スクールAI」において、新機能となる「成長ジャーナル」を2月18日に公開した。同機能によって学びの振り返りを継続的に記録し、その変化を可視化できる。

「スクールAI」は、全国の教員が開発したアプリを利用でき、自分でも作れる教育プラットフォーム。AIと教育現場をつなぐ実践的なソリューションの提供を通じて、教育現場の業務支援や個別最適な学びの実現を支援する。
新機能となる「成長ジャーナル」は、東京学芸大学・鈴木直樹研究室との共同研究の成果を発展させて、玉川大学教育学研究科の教授である久保田善彦氏、つくば市立みどりの学園義務教育学校の教頭である中村めぐみ氏らの協力のもと、教育現場での実践を重ねながら開発された。
同機能は、教員と生徒が「成長を共有できるジャーナル」として設計。学びの途中にある「気づき・変化・努力」を継続的に記録して、次の学びや指導につなげる振り返りの仕組みをもつ。国語・数学・英語・探究・部活動などすべての教科で活用でき、前回の自分と比較できるUI設計となっている。また、学年や担当教員が変わっても、成長データを継続的に確認できる。
生徒は、日々の学習やテスト、英会話練習や探究活動での挑戦を「自分専用の成長ノート」として気軽に記録する。「スクールAI」とのチャット内容もそのまま蓄積されるため、その時の思考過程や試行錯誤を振り返ることができる。さらに、ジャーナルに記録した内容に対しては、AIが具体的な成長ポイントや次の一歩を提示する。単なる提出物ではなく、「その時、何を考えていたか」を残せるようになっている。
教員は、単元ごとの振り返りやチャット履歴から、生徒の学びの過程を把握できる。整えられた提出物だけではなく、生徒の「思考の揺らぎ」や「本音」まで見えるため、より本質的な理解が可能になる。あわせて、クラス全体の振り返りをAIが分析して理解度やつまずきの傾向を可視化する。これにより、授業設計や指導改善、カリキュラム検討に役立てることができる。
「成長ジャーナル」の活用により、以下のような効果が期待される。
- 継続的な学習習慣の育成
- 自己肯定感・自己効力感の向上
- 振り返りの質の向上による学びの深化
- 生徒主体の学びの支援
- データに基づいたより精度の高い指導
なお、本格提供に先立って同機能を利用した実証校からは、「学校現場に特化した生成AIの仕組みや、ポートフォリオデータの活用が、現場の実践をさらに加速させる可能性を感じている」といった声が寄せられたという。
今後は、蓄積された成長データをより直感的に活用できるような視覚的ダッシュボードの強化や、教員・保護者との共有機能の拡充、ポートフォリオとの連携を進める。さらに、個々の学習状況に応じてAIが次の一歩を提案する仕組みも強化する。これにより、生徒1人ひとりの学びの継続と、自律的な成長を支える基盤を構築していく。
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