Siba Serviceは、8月29日に大阪大学 吹田キャンパス D3センター吹田本館にて開催された「大学DXセミナー 標準デジタル学生証実証」の実証に、実証パートナーとして参画したことを、9月17日に発表した。Siba Serviceは、実証を後援したフェリカネットワークスと協力し、自社開発による「mdoc Reader」を提供し、デジタル学生証の読み取り検証に参加した。

国際標準規格「mdoc」(ISO/IEC18013-5)は、スマートフォンに運転免許証や身分証を安全に格納・提示するために標準化された規格であり、すでに米国・豪州・欧州を中心に採用が進んでいる。同実証では、日本から世界に先駆けてmdoc採用のデジタル学生証の社会実装を目指し、大学内外での幅広いユースケースにおける有用性と相互運用性の検証を行った。

今回の実証においてSiba Serviceは、次の役割を担った。
同社が開発したmdoc Readerを、クマヒラ製セキュリティゲートや自社製PC貸し出しボックスなどの設備と連携させ、大学施設における入退館や認証の実証を支援した。学生証を提示する際の安全性・利便性を高め、学内外での利用可能性を拡大する取り組みを進める。


また、他大学(神戸常盤大学、放送大学)で発行されたデジタル学生証との読み取り連携により、異なるアプリケーション間での実用性確認をサポートした。
同社は、今回の実証で得られた知見を活かし、大学間連携や産学連携を支えるセキュアな基盤技術の提供に取り組んでいく。
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