learningBOXは、7月23日、同社が開発・提供するeラーニングシステム「learningBOX」において、新たにスピーキング用の音声入力機能を実装した。さらに、タブレットなどのタッチデバイスでの不正対策も強化。これにより、語学などの音声を活用した試験や、CBT(Computer Based Testing:コンピューターを利用して行う試験)を、より柔軟かつ公平に運用できるようになる。

今回のアップデートでは同システムのレポート形式問題に、スピーキング用の音声入力機能が新たに追加された。これまで語学学習などで音声による解答を行う場合、学習者はボイスレコーダーアプリなどの外部ツールで録音し、その音声ファイルをアップロードする必要があり、解答までのプロセスに手間がかかっていた。
機能追加により、learningBOX上でそのまま音声を録音・提出できるようになり、システム内で一連の操作を完結できる。学習者の負担を軽減し、よりスムーズな解答が可能になった。また、教材作成者は録音時間を設定し、提出された音声はシステム内で直接再生して確認できるため、採点者側の評価作業も効率化される。

GIGAスクール構想の浸透により、学校で配布される学習用端末はノートパソコンだけでなくタブレット(タッチデバイス)も多く利用され、ICTを活用した学びが広がってきた。現在はその次のステージとして、より高度で柔軟な学習環境を目指す「NEXT GIGA」への対応が求められつつある。
今回のバージョンアップでは、タブレットなどのタッチデバイスでも利用できる不正対策機能を新たに搭載。試験中のブラウザの全画面解除や画面の最大化・縮小操作を自動で検知・制御し、不正行為のリスクを低減する。これにより、多様な端末を使用する教育現場で公平性の高いテスト運用が可能になる。

- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア