Enuma Japanは、熊本県立かもと稲田支援学校で、算数アプリ「トドさんすう」の試行利用が開始されたことを7月22日に発表した。特別支援学校での試行利用は、全国で初の事例となる。

トドさんすうは、子どもが楽しく、主体的に算数を学べるよう設計された家庭学習アプリ。特別支援教育の現場においても、同アプリの活用によって新たな学びの可能性が広がっている。Enuma Japanは、同校の小学部・中学部・高等部あわせて97名を対象に、ライセンスを提供している。
トドさんすうは1つの概念を、アプリ内のさまざまなアクティビティを通じて繰り返し学習できるため、反復学習が苦痛にならず、子どもたちは楽しみながら算数に親しむことができる。また、直感的で視覚的に理解しやすく、基礎から応用へとスモールステップで進める構成により、子どもたちは主体的に学習を進められる。さらに、「左利きモード」「キーパッドモード」「ヘルプボタン」などの機能を搭載し、子どもたちが使いやすいよう設計されている。
なお現在、Enuma Japanは、トドさんすうの教育機関向けサービス「クラスモード」の試用に協力可能なモデル校を募集している。クラスモードを利用することで、複数の児童生徒の進捗や学習履歴を一括管理できるようになり、教員の負担軽減にも貢献する。また、クラスモードは特別支援学校や小学校の特別支援学級を中心に、公立・私立を問わず応募可能。モデル校として参加した教育機関には、2025年度末までライセンス数無制限でトドさんすうを無料提供する。まずは体験してみたいという教育機関向けには、教員用ライセンスも用意されている。
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