COMPASSは、愛知県豊田市の教育データ利活用に向けて、キュビナの学習データを豊田市の教育ダッシュボードへ連携することを、5月14日に発表した。

文部科学省が推進するGIGAスクール構想は第2期が始動し、1人1台端末環境におけるデジタルサービスの活用の深化とともに、教育データの利活用はますます重要なテーマとなっている。COMPASSではこれまで、子どもたちの「個別最適な学び」の実現のため、子どもたちを中心としたサービスの垣根を越えた連携に積極的に取り組んできた。今回、その取り組みのひとつとして、キュビナの学習データを豊田市の教育ダッシュボードへ連携することになった。

学習データの連携は、学習者を取り巻く教育データが、学習者自身にとって、より便利で効果的かつ安全に利活用されるよう、自治体・学校・専門家らと連携し、法令やシステム的なセキュリティ・安全性を確保しながら取り組んでいく。
連携するデータは、児童生徒の1問ごとの学習内容。項目例は次のとおり。
- 正誤/解答内容(テキスト・手書き解答データ)
- 解答にかかった時間/解説を読んでいる時間
- 習熟度スコア
- 問題におけるメタデータなど
キュビナは、AIが児童生徒一人ひとりの習熟度に合わせて最適な問題を出題するAI型教材。2021年度には小学校・中学校の5教科対応版がリリースされ、2022年度にはMEXCBTとの連携を行い、学習eポータル+AI型教材「キュビナ」として学習eポータルのサービス提供を開始した。さらに文部科学省検定済みの主要教科書に準拠した問題を搭載した「キュビナ 教科書×AIコンテンツ」を2023年度以降にリリースしている。
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