LoiLoは、同社が提供する協働学習・授業支援プラットフォーム「ロイロノート・スクール」(以下、ロイロノート)について、NEXT GIGAに向けた次世代の学習環境を実現するためのアップデート予定を、4月25日に公開した。発表されたアップデートでは、学習eポータルとの連携強化や児童生徒の学び合いを支援するモニタリング機能、WebフィルタのSafari対応など、教育現場のニーズに応える新機能が追加される予定。

アップデートの概要は以下のとおり。それぞれ2025年夏ごろを予定している。
学習eポータル連携
内田洋行の「L-Gate」、NTTコミュニケーションズの「まなびポケット」、COMPASSの「Qubena」をはじめ、各社の学習eポータルとオープンに連携を広げていく。なお、以下すべての機能を追加料金なしで利用できる。
名簿情報の自動同期
ユーザー登録やクラス・授業情報が学習eポータルから自動的に反映される。ロイロノートへの名簿登録がなくなり、年次更新作業や転入・転出時の対応がよりスムーズに行える。

OneRoster CSVのインポート
国際技術標準規格「OneRoster」に準拠したCSVインポートにも対応予定。これにより、校務支援システムなどの名簿データもスムーズに取り込めるようになる。

SSOの強化
GoogleおよびMicrosoftのSSOに加え、学習eポータル(LTI Tools)経由でもワンクリックでログイン可能になる。学習eポータルからそのままログイン画面に遷移でき、操作がさらにスムーズになる。

データ利活用の深化
現在はL-Gateとまなびポケットでロイロノートの活用状況が確認できるが、今後はxAPI等による詳細なログデータの連携にも対応予定。さらに、ロイロノート独自のダッシュボード機能も拡充される。

学び合いを広げるモニタリング機能
クラス全員分の共有ノートをワンクリックで自動作成できる機能を追加する。
ノート一覧のサムネイルが定期的に更新され、進捗や内容の変化もすぐに把握できる。一括で作成されたノートは自動的にフォルダにまとめられ、フォルダごとに生徒の閲覧や書き込み設定を変更できる。
児童生徒は、互いの学習活動を手軽に参照できるようになり、気づきや相互理解が生まれやすくなる。個人・グループ活動の記録もスムーズに残せるため、学びの可視化と共有がより一層進む。

ロイロWebフィルタがSafariに対応
これまで、iPad OS/iOSでは、アプリ内のWebカードのみロイロWebフィルタの利用が可能だった。今回新たに、標準のSafariブラウザでも拡張機能としてりようできるようになる。

そのほか、アプリの操作性向上にも継続して取り組むという。今後予定されている主な改良は以下のとおり。

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