ハイパーブレインは、4月より全国の教育機関に向け、教育用生成AIサービス「AI+brain(アイブレイン)」の提供を開始した。

AI+brainは、子どもたちの生成AIリテラシー向上に貢献し、教育現場での安心・安全な生成AI活用を促進するサービス。直感的な操作で、子どもたちの発達段階に応じた回答を生成でき、個別最適な学びにも寄与する。
AI+brainの特徴は次のとおり。
1.生成AIを学べるラーニング機能
ファクトチェック、ハルシネーション、著作権など生成AIに関する知識を習得できる機能も備え、子どもたちのリテラシー向上につながる。
2.直感的な操作性
学年・性別・利用目的を選択し、質問を入力するだけで利用できる。複雑なプロンプト入力は不要。
3.学習段階・利用目的に合った回答
小学校低学年から中学生まで、学習内容や興味関心の違いを考慮し、発達段階に応じた理解しやすい言葉遣いで回答を提供する。高校生・大学生にも対応している。また、ひらがなのみの回答や読み仮名をつけることも可能。
4.安心・安全な設計
不適切なキーワードを自動でフィルタリングするため、教育現場で安心して利用できる。「学びのデータは学習者本人のもの」という考えの基で設計されており、ユーザー入力データの取り扱いには注意を払っている。


同サービスは、子どもたちが生成AIを学びつつ活用する経験により、自然と生成AIリテラシーを醸成でき、情報活用能力や問題発見・解決能力が培われ、DXに対応できる人材育成につながる。また、教員が校務や授業準備に活用し、業務効率化を図ることができる。加えて、家庭でも学習補助ツールとして活用できる。
なお、今後は子どもたちの質問履歴を閲覧・分析できる管理機能が実装される予定。教員の適切な指導監督のもとで生成AIを利活用する環境基盤と、収集データをより個別化された学習活動に活用できる仕組みを整える。また、AI+brainへの質問を一般的な生成AI向けに変換したプロンプトを参照できる機能を搭載することで、学びの目的に適した生成AIサービスを選択・活用する応用力を育成する。
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