oViceは、同社が提供するバーチャルオフィス「ovice(オヴィス)」の教育機関向け新サービス「ovice campus(oviceキャンパス)」の提供を、3月1日から開始する。

「ovice」は、リリース以降さまざまな企業の働く場所として活用されてきたが、教育分野での活用が急速に拡大している。しかし、これまでのオンライン学習では集中力を維持しにくい、自発的に質問しづらい、児童生徒・学生同士の交流が限られる、といった課題があった。
こうした中、同社はより多くの児童生徒・学生が自分に合った学びの場を見つけられる環境づくりを支援したいと考え、その一環として教育機関向けに新機能を導入したサービスの提供を開始することとした。
「ovice campus」は、教育特化型ホワイトボードツールなどの統合によりオンラインでもリアルな学びの体験を実現し、学習塾やフリースクール、通信制高校などの教育機関に新たな学習環境を提供する。

「ovice campus」の特徴は以下の通り。
1.オンラインでも自然な交流が生まれるロビー空間
児童生徒・学生が「ovice campus」にログインすると、まず学校や塾の「ロビー」に入る。ここでは友人やチューターと自由に会話でき、授業開始前の待機時間を有効活用できる。例えば、授業の準備を進めたり、教員へ気軽に質問したりすることでスムーズに学習モードへ移行できる。
また対面授業のように、ほかの児童生徒・学生と「同じ空間にいる」感覚を再現することで、自然なコミュニケーションが生まれる。オンライン学習にありがちな孤立感を軽減し、仲間とともに学ぶ意識を高めることで、学習意欲の向上につなげられる。

2.始業のベルや下校の時間が指定でき、より「学びの場」らしさを実現
授業開始のベルを設定できるため、リアルな学びの場らしい雰囲気が実現できる。また、下校時間を設定することで児童生徒・学生の学習時間を明確に区切り、メリハリのある学習環境を提供できる。加えて、下校時間後はシステム上でアクセスを制限できるため、児童生徒・学生が安心して学習に集中できる環境を維持し、健全なコミュニケーションの場を確保することが可能となる。
3.双方向の授業を実現する教育特化型ホワイトボード
「ovice campus」は教育特化型ホワイトボードツールを統合し、よりインタラクティブな学習環境を提供する。これを活用することで、授業では教員が事前に用意した教材をホワイトボード上で共有しながら進行し、児童生徒・学生はコメントや質問を書き込むことが可能となる。これにより、従来のオンライン授業のような一方通行の講義ではなく、リアルタイムでの意見交換や質問しやすい双方向型の学習体験を実現する。児童生徒・学生が主体的に授業に参加できることで理解の定着を促し、より深い学びへとつなげる。

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