ITSUKIは、全国の小中高等学校に勤務する教職員を対象に実施した、「学校現場におけるICT活用と通信環境の実態調査」の結果を2月13日に発表した。同調査は、1月17日〜20日の期間に行われ、331名から回答を得ている。
調査対象者に、授業でデジタル教材や端末といったICT機器を利用する頻度を尋ねたところ、「毎日」(46.2%)、「週に3〜4回」(18.7%)が上位となり、教職員の6割超が少なくとも週に3回以上、授業でICT機器を使っていることがわかった。
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授業でICT機器を使用していると答えた人に、具体的な活用場面を尋ねた質問(複数回答)では、「デジタル教材や動画の視聴」(73.5%)が最多となり、以下「授業中のリサーチ」(53.3%)、「共同編集可能な資料の利用」(37.3%)が続いている。
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同じく、授業でICT機器を使用していると答えた人に、勤務先の学校で使用しているネットワーク回線の種類を尋ねたところ、「光回線」(50.2%)がもっとも多く、「モバイルルーター」(26.8%)、「わからない」(21.6%)がそれに続いた。
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同じく、授業でICT機器を使用していると答えた人に、授業でICT機器を活用する際に、学校の通信環境に不満を感じることがあるかを尋ねた質問では、「感じることがある」とする回答が62.0%を占めている。
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授業でICT機器を活用する際に、学校の通信環境に不満を「感じることがある」と答えた人に、具体的な不満の内容を尋ねたところ(複数回答)、「複数人が同時使用すると通信速度が低下する」(62.4%)、「通信速度が遅い」(47.2%)、「接続が頻繁に途切れる」(34.8%)が上位を占めた。
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同じく、授業でICT機器を活用する際に、学校の通信環境に不満を「感じることがある」と答えた人に、学校での通信トラブルが授業に与える影響を尋ねた質問(複数回答)では、「教員自身が対応に追われる」(69.7%)が最多となった。以下、「授業時間が削られる」(56.7%)、「生徒の集中力が途切れる」(55.6%)が続いている。
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