デジタルアーツは、同社が開発・提供しているフィルタリングソフト「i-FILTER」シリーズのフィルタリングカテゴリに「生成AIサービス」を追加し、企業や自治体、学校、個人で普及の進む生成AIに対するセキュリティ機能の強化を実施したことを、12月17日に発表した。
今回、「i-FILTER」シリーズにおけるフィルタリングカテゴリへの「生成AIサービス」の追加によって、生成AIにかかわるサービスを一括でブロック、または許可することが可能になる。
一般的なWebセキュリティ製品では、「一括ブロック」の設定をすると特定の生成AIサービスを使用するためにはURLを個別で設定する必要があった。一方、「i-FILTER」シリーズでは「生成AIサービスカテゴリ」をブロック設定にして、既存機能の「Webサービス制御」で特定の生成AIサービスの使用を許可すれば、組織が許可した生成AIサービスのみを利用させるような運用が実現する。
「i-FILTER」シリーズでは2023年に、生成AIへのチャット投稿の単語、投稿内容に対する制御や利用状況のグラフィカルな可視化、サービスアクセス時の警告画面表示などができる「AIチャットフィルター」を標準搭載している。この「AIチャットフィルター」と組み合わせれば、企業や自治体、学校における生成AIのセキュリティ対策が万全となり、安全な利用環境や生産性向上、学習促進につなげられる。
あわせて同社は、生成AIの動向や安全な利用のため、さらに「生成AIサービス」の設定方法をデモを交えて解説するセミナー「【2024年 生成AIの動向を一挙振り返り!】いま求められる生成AIの安全な業務利用とは」を、12月25日15時〜15時50分にオンライン開催する。参加費は無料で、定員は300名(先着順)、事前登録制となっている。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア