東京学芸大学は、神戸親和大学、Teach for Japanと協働して取り組む、「教員・教育支援人材育成リカレント事業」の受講生を8月30日23時59分(予定)まで募集している。受講料は5万円で、実習参加のための交通費や通信費などが別途必要となる。
「教員・教育支援人材育成リカレント事業」は、これからの時代に求められる教員・教育支援人材としての専門的な資質・能力を、多岐にわたるカリキュラムを通じて育み、雇用創出を支援するプログラム。現代的な教育課題について、さまざまな背景を持つ受講生とともに学び合う講義や、小中学校での実習を取り入れた実践的なプログラムが特色の、「質の高い社会人から教員へのリカレントプログラム」となっている。
同プログラムの修了生は、神戸親和大学通信教育部への入学金などが免除され、同プログラムの一部科目を教員免許(幼稚園・小学校)取得のために必要な単位として読み替えられる。また、臨時免許・特別免許(教員免許)の交付による学校教員入職や多様なキャリアを生かした教育・教育支援分野での新たな働き方の創造に向けて、ともにチャレンジしてもらえる人の参加も求めている。
講義と実習の期間は9月下旬~2025年1月の4.5か月間で、総授業時間数は145時間(実習含む)となるほか、別途転職・就職支援が提供される。
おもな受講対象は以下の通り。
- 教育に対する高い関心と意欲を有する人
- 教員への就職・転職活動を行う予定の人
- 教育・教育支援職(学習支援員、スクールサポートスタッフ、学童指導員等)への就職・転職活動を行う予定の人
- すでに教員免許を持っており、学び直しをしたい人
- 将来的な教育・教育支援職への就職・転職活動を検討している人
- 現在在職中で、兼業での教育・教育支援職へ就職・転職活動を検討している人
- 現在、教育・教育支援職として在職中で、キャリアアップを目指している人
そのほか、企業などでの人材育成・研修の場として、社員の多様なキャリアの実現を目指す人の参加も受け付ける。
なお、今年度に実施されるプログラムはパイロット事業として行われるため、今回の受講料は東京学芸大学が一部を負担した上での金額となっている。
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