YEデジタルは、同社が提供する学校ネットワークアクセス管理装置「NetSHAKER W-NAC(以下、NetSHAKER)」の無線アクセスポイント管理機能に、バッファローのWi-Fi 6E対応アクセスポイント「WAPM-AXETR」と連携する機能を提供開始したことを、8月7日に発表した。これにより「NetSHAKER」経由で「WAPM-AXETR」を含む無線LAN機器の一元管理が可能となり、学校における無線LAN環境の構築・運用の手間を削減できる。
文部科学省は「GIGAスクール構想」の第2段階である「NEXT GIGA」を進めており、児童生徒一人ひとりが学びの機会を損なわないように、学校ネットワーク環境のさらなる整備と強化を推進している。この取り組みの一環として、GIGA環境に対応するためにスペック不足と思われる機器のリプレースなど、快適なICT環境を提供する施策が求められている。
このことからYEデジタルは、ネットワーク環境の最適化を目指し、各社の無線アクセスポイントの最新機種との連携を進めている。今回はその第1弾として、バッファローのWi-Fi 6E対応アクセスポイントと連携した。
「NetSHAKER」の無線アクセスポイント管理機能には、以下のような特徴がある。
無線アクセスポイントの死活監視
各アクセスポイントの稼働状態をリアルタイムで監視し、トラブルの早期発見をサポートする。
無線LAN設定情報の一括インポート/エクスポート
設定情報を一括で取り扱うことにより、管理作業の効率化を実現する。
ファームウェアの一括適用
各アクセスポイントに対してファームウェアの一括適用が可能で、設定作業の時間短縮が図れる。
Wi-Fi 6E対応アクセスポイント「WAPM-AXETR」は、2.4GHz、5GHzに加えて新たに6GHz帯にも対応するトライバンド無線LANアクセスポイント。Wi-Fi 6E(11ax)に対応し、6GHz帯では24個の新しいチャンネルが利用可能となる。これにより、より広いチャンネル設計が可能となり、混雑や干渉の少ない安定した通信を実現する。
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