アバロンテクノロジーズは、高等学校情報Ⅱ向けPythonプログラミング環境を実装したオンライン型教材「理解ちゃんと学ぶ【情報Ⅱ・AIコース】」を提供することを、7月22日に発表した。
近年、生成AIの活用が進み、文部科学省が進める高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)では、「情報Ⅱ」または数理・データサイエンス・AIに取り組む学校設定教科・科目が求められている。
同社はこれまで高等学校「情報Ⅰ」に焦点をあて、教育現場の負荷を軽減する「理解ちゃんと学ぶシリーズ」を販売していたが、今回の「理解ちゃんと学ぶ【情報ⅡAI・コース】」のリリースで「情報Ⅱ」にも学習範囲を拡大し、人工知能・機械学習・ディープラーニングの概念と基礎をわかりやすく学べるサービスを提供することとなった。
なお、同社の「理解ちゃんと学ぶ【情報Ⅰ・Pythonコース】」「理解ちゃんと学ぶ【情報Ⅰ・共通テストコース】」も従来通り販売を継続する。
「理解ちゃんと学ぶ【情報ⅡAI・コース】」は、7月下旬から学校・学習塾・予備校など向けに販売が開始される。また、教材のコンテンツおよび機能向上を目指したバージョンアップを定期的に行う。
「理解ちゃんと学ぶ【情報ⅡAI・コース】」の特徴は以下の通り。
特徴1
「理解ちゃんと学ぶ【情報Ⅱ・AIコース】」は、文部科学省の高等学校「情報Ⅱ」の教員用研修教材の内容に準拠し、重回帰分析、主成分分析と次元削除、分類、クラスタリング、ニューラルネットワーク、画像処理などを学べる。また、Python言語や機械学習ライブラリを使用して、各種の機械学習アルゴリズムやディープラーニングアルゴリズム、画像認識などを実装・体験できる。
特徴2
「理解ちゃんと学ぶ【情報Ⅱ・AIコース】」はオンラインで提供され、ユーザーはインストールや環境設定などの作業は不要。また、画面インターフェースは他コースとも共通化されており、直感的に使用できる。
全25チャプターで構成され、チャプターごとに動画を視聴して学習する。各チャプターの動画は1本あたり5分程度で作成されており、再生スピードを変えながら繰り返し視聴でき、知識の定着化を図れる。動画では、教材のキャラクターである「理解ちゃん」がわかりやすく解説する。メインのチャプターでは練習問題も準備されており、成績データは管理者からも閲覧できる。
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