河合塾は、実教出版と業務提携したことを、5月7日に発表した。この提携を通し、河合塾が高校向けに提供する6教科ICT教材「tokuMo(トクモ)」に実教出版の教科「情報」の学習コンテンツを搭載する(今夏予定)。
河合塾は高等学校を対象に「tokuMo」を2023年3月にリリースした。豊富な教科数や、基礎から全統模試レベルまで幅広い問題を搭載しており、全国の高等学校で利用されている。一方で採用校の教員からは、来年度から大学入学共通テストで導入される「情報I」の対策について不安の声が多く寄せられている。
実教出版が発行する「情報I」検定教科書は多くの高校で採用されている。同時に、教科書傍用の教材や問題集など、教科「情報」における豊富な指導コンテンツを持っている。
両社の提携により「tokuMo」に実教出版のコンテンツを搭載。「情報I」の対応に不安を持つ高校教員に、より充実した学習コンテンツの提供が可能となった。
具体的には、実教出版が刊行する「最新情報I 学習ノート」と「ベストフィット情報I」から300題以上をセレクトし「tokuMo」内で利用できるようにする。現状の100題から搭載問題数が大幅に増えるとともに、実教出版のコンテンツを搭載することで「tokuMo」採用校における「情報I」の指導の充実を目指す。
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