ハーモニープラスは、大学における科研費(科学研究費助成事業)に関連する伝票処理業務を一手に担うサービスを、アジャイル・データ活用・自社開発による柔軟性を備えた「大学業務を支える 伴走型BPaaS」へと強化し、提供開始したことを7月30日に発表した。

同サービスは、伝票確認・入力・照合作業を一括で受託し、大学現場の「質の向上」と「生産性の最大化」を同時に支援するもの。大学の研究における現場は今、研究力推進、研究費の獲得、煩雑化する予算執行ルール、人材不足、予算執行におけるコンプライアンス順守への責任、といった業務量の拡大および業務の煩雑化に直面している。同社は、こうした課題に向き合い「現場のあるべき姿を、大学とともに描き、新たなツールとヒトを組み合わせたハイブリッドサービス」として、従来の伝票処理の受託サービスからパワーアップして提供を開始した。
サービスの詳細は次のとおり。
サービス内容
現状の洗い出し
作業や承認フローを可視化し、現状分析。課題やリスクを把握し全体的な共通認識を行う。
部署間連携
関係部署を横断的に巻き込んで、現状課題の洗い出しを行う。
理想の運用フローを再定義
AIやRPAなどの起用を想定した、新フローを構築する。
アジャイル式ツール開発
スピーディー&柔軟性に特化したアジャイル式のツール開発で、業務の効率化や精度向上をサポートする。
イレギュラーにも対応
ツールでは賄いきれないイレギュラーな部分は、専任スタッフが対応する。
機能一覧
- 申請・支払い・出張・物品購入などの伝票入力テンプレート
- AI-OCRを活用した自動伝票チェック
- 過去実績とルールに基づくチェック
- 研究費執行ルールの自動ガイド(校費・科研費などの使い分けに対応)
- 予算執行に関わるサポートデスク
同社は今後、大学固有の伝票様式や科研費以外の外部資金(受託研究費、補助金など)への対応も視野に入れ、柔軟にカスタマイズ可能なサービス展開を進めていく。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア