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EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

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EdTechZineオンラインセミナー

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学校と社会をつなぐ取り組み事例(AD)

企業や地域、小中高校にも開かれた立命館大学の「TRY FIELD」が目指す共創の場とは?

学校法人立命館 社会共創推進本部 本部長 三宅雅人氏インタビュー

持続性も考慮──安心して失敗できる環境を用意

──そういったTRY FIELDの活動に学生が参加する場合、どのような形で携わるのでしょうか?

 TRY FIELDのコンセプトとして、学生が安心して挑戦と失敗をできる場所を目指しています。小中高校も大学も、学生が「転ぶ前」に手を差し伸べることが多いのですが、TRY FIELDでは学生のチャレンジを後押しします。チャレンジし、仮に失敗したとてもそこから得たものは次に生かすことができます。社会へ出た後に大きく失敗することは難しいですが、TRY FIELDでは豪快に失敗していい。自転車に初めて乗るときのように「派手に転ぶ」ことを応援したいですね。大学の教員だけでなく、企業や市民の方が一緒になって見守ることで、安全に失敗できる環境を整えたいと考えています。

新棟1階にはTRY FIELDのコンセプトがイラストとして描かれている
新棟1階にはTRY FIELDのコンセプトがイラストとして描かれている

 具体的な学生の関わり方は、いくつか想定できます。ひとつは、新棟に設けられている施設や、そこで開催されるイベントを訪れて企業や地域の方々と交流するというパターン。例えば、日本マイクロソフトが運営する人材育成拠点の「Microsoft Base」でのイベントでは、同社の技術者が最先端のAIについて直接講義を行います。

 また本学では長年、起業家を育成するアントレプレナー教育を充実させてきました。起業を目指す学生は、新棟1階にある、社会課題解決に取り組む活動拠点「SEEDS(シーズ)」をディスカッションの場として活用したり、4階のコ・クリエーションエリアで企業の方と協業したりもできます。

日本で初めて大学内に設置された「Microsoft Base Ritsumeikan」
日本で初めて大学内に設置された「Microsoft Base Ritsumeikan」
社会課題解決のためのさまざまな施設が設けられているTRY FIELD
社会課題解決のためのさまざまな施設が設けられているTRY FIELD

 すでにコ・クリエーションエリアを拠点として、学生の知恵を借りたいという企業も出てきています。そういった企業の課題解決に関わるといったケースもあり得るでしょう。

──TRY FIELDは、学生だけが何かを教わる場所ではなく、企業や行政など多様な立場の方が影響し合って、それぞれが何かを得られる場所なのですね。

 そうですね。これまでの産学連携は、大学からの技術移転など、大学と企業のどちらかが与える見返りにお金をもらったり、寄付を受けたりといった関係性でした。

 しかし、TRY FIELDという場所には、お互いが持って帰れるものがある。企業も本学の教員も、さらには小中高校の先生方も、何か得られるものがある仕組みです。一方が与えるだけの関係は「お金の切れ目が縁の切れ目」というように、続かないものです。ですから、参加する人たち同士がWin-Winになる活動を目指しています。

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小中高生が将来を思い描ける場に

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この記事の著者

岡田 果子(オカダ カコ)

 IT系編集者、ライター。趣味・実用書の編集を経てWebメディアへ。その後キャリアインタビューなどのライティング業務を開始。執筆可能ジャンルは、開発手法・組織、プロダクト作り、教育ICT、その他ビジネス。

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丸毛 透(マルモ トオル)

インタビュー(人物)、ポートレート、商品撮影、料理写真をWeb雑誌中心に活動。

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森山 咲(編集部)(モリヤマ サキ)

EdTechZine編集長。好きな言葉は「愚公移山」。

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提供:学校法人立命館

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