HelloWorld(ハローワールド)は、日本国内の教員282名、生徒1万3059名、海外の教員315名、生徒2345名を対象に実施した、「英語の授業内でのオンライン国際交流が生徒の学習効果・意欲に与える影響について」と題した調査の結果を6月30日に発表した。同調査は、2024年5月1日〜2025年3月31日の期間に行われている。

同法人は、HelloWorldの英語教材「WorldClassroom」を活用したオンライン国際交流プログラムの導入効果などの検証に取り組んでいる。今回の調査においても、同プログラムに参加した日本と海外の中学・高校の生徒および英語科教員を対象としている。
調査対象者のうち日本と海外の教員それぞれに、オンライン国際交流をすることによって、生徒は主体的に英語学習に取り組むようになったと思うかを尋ねたところ、日本の教員では「とてもそう思う」(55.0%)と「そう思う」(37.2%)を合わせた割合が92.2%となった。海外の教員では「Strongly agree(とてもそう思う)」(84.8%)と「Agree(そう思う)」(13.3%)を合わせた割合が98.1%となっている。


日本の生徒に、国際交流授業によって英語をもっと上手に話したいと思ったかを尋ねた質問では、日本の生徒では「とてもそう思う」(66.3%)と「そう思う」(25.5%)を合わせた割合が91.8%に達している。海外の生徒に英語をコミュニケーションツールとしてもっと活用したいと思うようになったかを尋ねたところ、「Yes, significantly(とてもそう思う)」(65.8%)と「Yes, somewhat(そう思う)」(26.0%)を合わせた割合についても91.8%となった。


日本の教員と生徒に、「聞く」「読む」「話す」「書く」の英語の4技能ごとに、国際交流体験がその力の向上に役立ったと感じるかを尋ねたところ、教員・生徒ともに「とても役立った」と「役立った」を合わせた割合がもっとも多かったのは「話す」力で、「聞く」力がそれに続いている。
一方で、「読む」力の向上について、国際交流が「とても役立った」と「役立った」を合わせた割合が、教員は53.7%だったのに対して、生徒は72.2%と約20ポイントの差が生じた。


日本の生徒に、国際交流授業によって世界中の文化や生活について、もっと知りたいと思ったかを尋ねたところ、「とてもそう思った」(54.8%)と「そう思った」(33.5%)を合わせた割合が88.3%に達している。

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