「U-22プログラミング・コンテスト2025」および「第4回U-22キービジュアルコンテスト」は、7月1日に応募受付を開始した。締切は8月29日。U-22プログラミング・コンテストは若手プログラマー・クリエイターを対象としたコンテストで、46回目の開催を迎える。

今回は、応募前に行われた審査委員会で、コード生成AIの取り扱いについて議論があった。結論として、委員全員の総意により、作品制作過程におけるコード生成AIの活用については問題ないという結果となった。さらに、これまでにない新しい活用手法を見いだすなど、コード生成AIを使うことによる独創性・新規性が認められる場合や、実装に高度な技術力を要する場合は、加点要素になる。一方、コード生成AIを活用する場合、現状ではまだプロンプトエンジニアリングスキルが必要である。プロンプトやリファクタリングが不十分で、デッドコードが多く含まれる場合は減点要素につながる。
U-22プログラミング・コンテストは、児童生徒・学生たちが、自らのアイデアをもとにプログラミング技術を用いて実装し、身の回りの課題を解決したり、楽しくしたりする作品を募集している。今回から参加資格を改変し、生徒・学生であれば28歳以下、社会人・フリーターなどであれば22歳以下であれば参加できるようになった。
2024年に引き続き、来年のキービジュアルをU-22世代から募集する第4回U-22キービジュアルコンテストも併催し、若者ならではのアイデアで同年代の応募を訴求するとともに、一緒にU-22プログラミング・コンテストを盛り上げることを期待されている。
参加資格は、22歳以下(2003年4月2日以降生まれ)または学生である28歳以下(1997年4月2日以降生まれ)の人(または、同条件の人たちで構成される団体)。22歳以下であれば社会人・フリーター等も応募可能で、学生であれば28歳以下(例:大学博士課程所属など)であれば応募できる。
U-22プログラミング・コンテスト詳細
応募方法は、まずProtoPediaに作品概要を限定公開で登録し、作品紹介動画(実行デモ含む)をYouTubeに限定公開でアップロードする。エントリーフォームに制作者情報、アピールポイント、AI活用有無、ProtoPediaとYouTubeのURLを登録。事務局指定のオンラインストレージへ提出資料一式をアップロードすることで、応募が完了する。
各賞・副賞は経済産業大臣賞が50万円×4本、経済産業省商務情報政策局長賞が5万円×6本で、スポンサー企業賞の詳細はWebサイトで後日公開される。また、視聴者賞としてAmazonギフトカード1万円分が用意されている。
開催スケジュールは次のとおり。
- 7月1日~8月29日:応募期間
- 9月下旬:事前審査
- 10月下旬:1次審査
- 11月30日:最終審査会・結果発表・表彰式
第4回U-22キービジュアルコンテスト詳細
応募は、エントリーフォームに応募者情報とデザイン画像を登録すると完了。提出用キービジュアルが10MB以上の場合は、オンラインストレージにアップロードし、URLで作品データを共有する必要がある。
優秀賞は1万円で、キービジュアル正式採用時はデザイン制作費用10万円(税抜)が用意されている。
開催スケジュールは次のとおり。
- 7月1日~8月29日:応募期間
- 11月30日:優秀賞発表(3作品程度)
- 2026年4月:U-22プログラミング・コンテスト2026応募要項公開、第4回U-22キービジュアルコンテスト結果発表
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