ラインズは、千葉県習志野市の放課後児童会において、同社の入退室管理システム「安心でんしょばと」を2022年10月に導入した。利用開始から段階的にデジタル化を進め、2023年10月にはそれまで紙で運用していた連絡帳がデジタル化されたことを発表した。
習志野市は、児童の健全な育成と事故防止を図り、より安全で安心な児童会運営を行うために「安心でんしょばと」を24施設(児童約1200人)で導入している。
導入当初は、施設職員、保護者が「安心でんしょばと」に慣れるために、段階的な機能解放を進めてきた。現在は児童の利用予定時間の確認を「安心でんしょばと」で行えるようになり、紙の連絡帳の廃止に至っている。
連絡帳には以下の内容を記載していた。
- 保護者から施設への連絡:児童の入退室の予定時間、欠席予定の連絡など
- 施設からの保護者への連絡:学童内での出来事(軽微なけが)など
習志野市が利用中の機能は以下の通り。
入退室管理機能
- カードを読み取り機にかざすことで、入退室時刻を知らせるメッセージが保護者へ自動的に配信される。
- 入退室時刻は自動的に記録され、管理画面で確認できる。
連絡メッセージ機能
- 施設からのお知らせ(行事予定や不審者情報など)を一斉送信できる。
- 日時指定配信、グループ・個別配信が可能で、開封確認できる。
- アンケート機能では結果が自動的に集計されるため、集計業務の負担が大幅に軽減される。
予定実績管理機能
- 保護者がマイページ上で子どもの利用予定の登録を行うことで、施設の管理画面に反映される。
- 施設側は、予定通りに入退室していない児童・お迎えの有無などを容易に確認できる。
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