フラーは、同社の提供するアプリ市場分析サービス「App Ape(アップ・エイプ)」に蓄積されたデータをもとに、教育アプリの市場動向や利用実態をまとめた、「教育・学習アプリ市場調査レポート2025」を1月14日に公開した。
同レポートでは、教育アプリ市場の概況をはじめ、性年代別構成、利用時間帯、都道府県別の利用傾向、カオスマップ、評価分布、おもなアプリ紹介といった多角的な観点から、教育アプリの利用実態を可視化している。
具体的には、国内約40万台のAndroid端末から収集したサンプルデータのうち、以下の項目を抽出して分析している。
- 2025年11月にAndroidアプリのMAUが500以上
- 2025年11月末時点でGoogle Playのカテゴリ「教育」に属するアプリ
同レポートによれば、教育アプリは1314個存在している。そのうち、Google Playで★4以上の評価を獲得しているアプリは、599個に達している。また、教育アプリの1か月あたりの利用時間は44.4分、1日あたりの利用時間は6.9分だった。

2020年と2025年における無料アプリランキングの比較では、語学学習アプリを中心に新しいアプリの登場が目立つ。近年は、AIを活用した英会話アプリや学習を習慣化するための記録・支援アプリといった、学習スタイルの多様化がうかがえる。

スマートフォンユーザーの割合は、全体では40〜50代の割合が高い。そのうち、教育アプリを利用するユーザーは10代・20代の割合が相対的に高く、若年層を中心に利用が広がっている。

教育アプリを利用する時間帯は、10代では朝(7〜8時)と夕方以降(16〜22時)という、学校生活や家庭学習と連動した利用が多い。一方、20代以降では終日利用率が低く、10代と比較して突出したピークはない。

MAU上位アプリをおもな機能別で分類すると、語学学習、勉強記録・学習支援、学校・保育現場向け連絡サービス、幼児向け知育といった幅広い用途のアプリが存在し、教育・学習領域の多様性がわかる。

都道府県別に教育アプリ利用者ランキングをみると、多くの地域で「Duolingo」が上位にランクインしている。「Google Classroom」「Classiホーム」「コドモン」「tetoru」といった、学校・保育現場向けアプリも各地域で上位にランクインしており、地域ごとの教育環境やICT導入状況の違いが反映されている。

教育アプリの評価分布をみると、アプリ全体と比較して広く分散している。4.0以上4.5未満の割合がもっとも高い点は共通しているが、3.0以上4.0未満の中間帯の割合は全体を下回った。一方で、4.5以上5.0以下の高評価帯や2.5未満の低評価帯の割合は全体を上回り、評価のばらつきが大きい。

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