MEMEは、三菱UFJ銀行のスマホ決済サービス「Bank Pay」の活用を中心としたビジネスモデルを協働立案し、学校の集金をシンプルにするサービス「スクペイ」のβ版をリリースすることを、12月12日に発表した。またこの件に伴い、理想科学工業が運営をするデジタル連絡ツール「スクリレ」との実証実験を開始することをあわせて発表した。
「スクペイ」は、公立の小中学校などをターゲットにした集金決済サービス。集金業務をデジタル化することで業務負担の軽減が可能となる。学校は「スクペイ」を通じて請求明細を保護者に発行でき、保護者は請求通知をスマホで受け取り、スマホで支払える。支払い方法は、好きな銀行口座を選んで即時決済が可能。また必要なのは利用料のみ、決済手数料は無償で各導入の学校へ提供する。
三菱UFJ銀行との協業について
MEMEと三菱UFJ銀行は、「スクペイ」事業に関するビジネスモデルの協働立案ならびに「Bank Pay」を活用した、新たな資金回収手段の提供を開始した。MEMEは三菱UFJ銀行が主催する「MUFG Digitalアクセラレータ」第6期DEMODAYにおいて準グランプリを受賞して以後も同受賞サービスの商品開発を継続検討し、キャッシュレス化が進んでいない学校領域の推進をすべく、全国の複数銀行口座から即時で引き落とし可能な決済スキームを構築した。この件により「スクペイ」は全国の金融機関と学校をつなぐサービスを目指す。
「スクリレ」との協業について
「スクペイ」は新たなアプリのダウンロードを必要とせず、すでに使われている連絡アプリと連携し、学校と保護者の連絡を一本化する取り組みを目指している。
「スクペイ」は「スクリレ」との連携を2024年初夏に予定している。この連携では保護者への「請求通知」が「スクリレ」に届き、「スクペイ」決済へ誘導するスキームとなる。
「スクリレ」は学校と保護者をつなぐデジタル連絡ツール。保護者の個人情報を扱わず保護者のスマートフォンに直接配信できる「スクリレお便り」、出欠連絡やアンケートができる「スクリレオプション」、広告で得た収益の一部を学校・PTAに還元する「スクリレポイント」の3つのサービスを提供している。
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