ナレッジセンスは、同社の提供するセキュアな環境でのGPT利用を可能にする、企業向けChatGPT利用サービス「ChatPro(チャットプロ)」において、大学や塾、企業の研修施設のような教育現場などでの業務活用を推進すべく、実証実験パートナーの募集を9月28日に開始した。応募締切は10月12日の23時59分。
教育現場でのChatGPT活用については、まだ活用方法が不明瞭であることに加えて、社内で説明するためのコストや初期費用が足かせになることが多く、導入に際しての課題も見られる。
今回の実証実験パートナー募集は、「ChatPro」の特徴である「まずは無料で導入できる」という点を活かして、教育機関の「まずは試してみたい」というニーズを満たし、活用事例を一緒に模索していくことを目的として行われる。実証実験パートナーに採択された場合、同社の初期費用無料のスタータープランをすぐに導入開始できる。教育組織では、通常は有償となる「導入サポート」や「週次でのAI専門家との相談会」「事例・広報の支援」を無償で受けられる。
募集対象は、日本の初等・中等・高等教育機関、民間の経営する塾、予備校、企業の研修施設等に属する団体で、部署・チーム単位で応募可能となっている。募集の上限は5~10の教育現場の関連組織(原則として先着順)。申し込みは公式Webサイトの問い合わせフォームで受け付けている。
「ChatPro」は、セキュリティを強化した形でChatGPTを利用可能なサービスで、エンタープライズプラン、スタンダードプラン、無料のスタータープランのすべてにおいて、チャット内容をAIの学習から守ることができる。また、プロンプトの社内での共有を可能にするほか、メンバーの一括管理機能、フォルダ&ドラッグ整理機能といった独自機能を豊富に備えている。「使ってみないとわからない」という利用者からの要望に応えるべく、導入のハードルをなるべく下げ、多くの機能を無料で利用できる。
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