B.A.O.Vは、都心と九州の高校生1500名を対象に実施した、「夏休みの進学先検討に関するアンケート調査」の結果を9月13日に発表した。同調査は、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の1都3県から1000名、九州地区から500名の高校生に対して、8月29日~9月8日の期間に行われている。
調査結果によれば、首都圏の1都3県では73.4%の高校生が私立大学のオープンキャンパスに参加したのに対して、九州地区では31.8%に留まり、41.6ポイントの差となった。また、九州地区では国公立大学のオープンキャンパスに参加した高校生がもっとも多く、以下専門学校、私立大学が続いた。一方で、首都圏の1都3県では私立大学が他を大きく引き離して最多となっている。
オープンキャンパスに参加しなかった高校生は、首都圏の1都3県では33.8%、九州地区では52.4%だった。九州地区の高校生がオープンキャンパスに参加しなかった理由としては、「面倒くさい」(30.1%)がもっとも多く、「日程が合わなかった」(24.7%)がそれに続いた。
オープンキャンパスに参加しなかった理由の1番目として、「行きたい学校がオンラインのオープンキャンパスを開催していなかったから」を挙げた割合は、首都圏の1都3県で2.3%、九州地区で4.6%となった。同じ理由を2番目、3番目として挙げた割合まで含めると、首都圏の1都3県で16.2%、九州地区で20.5%に達している。とりわけ、九州地区ではまだまだオンラインによる参加を求める声が多い。
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